kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

回りたい!

くるくる回る

その場でぐるぐる回転する。

自閉っ子の特徴として、言われることが多いです。

あと、ADHD(注意欠如・多動性障害)の見分け方としても、特徴の一つとして取り上げられているようです。

診察室に回転いすを置いておいて、それに座ったままぐるぐる回りだしたら、ADHDだ!なんていうちょっと乱暴な?判断方法もあるほど…。

 

ついやってしまう

私も、回転いすに座るとぐるぐる回りたくて仕方なくなります。

回っちゃいけないと思いながら、気が付くとぐるっと回転しています。

一回転しないまでも、左右に45度ずつ、交互に行ったり来たりします。

半回転だけする、という感じ。


一人でいたり、緊張する必要のない場面だと、確実に回ります。

何度も何度も、いすでくるっと回ります。

飽きることなく、回ります。


前の職場では、バーカウンターにありそうな背の高い椅子で、回転する椅子に座っていました。

窓口だったので、お客さんがいるときはさすがに回ったりはしませんでしたが、誰も前に立っていないときは、隣にいるメンバーと話しながら、左右にゆらゆら・くるくるしていました。

いすから降りるときは、必ずくるっと勢いをつけて回り、後ろを向いて降りていました。

 

そわそわしている

なぜ回ってしまうのか、自分でも分かりません。

ただ、じっとしているのが何となく居心地が悪い、というのはあります。

中学生のころ、授業参観で、私一人だけがさがさと落ち着きなく座っていたため、母に怒られました。

私自身は、きちんと座っているつもりだったんですが…。


何だかそわそわするけれど、立ち歩いたりするほどではない。

そんなとき、回転いすはその場でくるりと回転できるのですから、もってこいの道具です。

ぼんやりしてしまう時なんかは、回転することでちょうど良い刺激になるのかもしれません。

だから、無意識に回転することで、刺激を得ようとしているのかもしれません。

 

ADHDのそわそわ

私は、ADHDの診断も受けています。

衝動性は自覚するほどあるし、そわそわして落ち着かない。

診察室のいすは回転いすではないけれど、いつももぞもぞ動いています。

中学生の時のじっとしていない、という話も、先生にしました。

「立ち歩いたりはしなかった?」とも聞かれました。


さすがに大人なので、その場で立ったままぐるぐる回ったりすることはありませんが、その場で意味もなく一回転することは、時々あります。

回転いすは、今でも鬼門です。

じっとしていなければならない場所に、回転いすがあったら大変。

うっかり回らないように、集中しなければなりません。


それにしても、回りたいって、不思議な欲求です。

何となく一回転したくなる。

どうしてでしょう?