kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

発達障害・特性(能力の偏りなど)

距離感がつかめない

距離感がわからない 私はどうやら、距離の感覚がおかしいようです。 物と自分との距離感がつかめないのです。 我が家の洗面台には、壁際に、子ども用の踏み台が置いてあります。 子ども用とはいえ、大人でも使えるもので、かれこれ、25年は使っています。 …

同じものを見ているのに、こんなに違う

テレビ番組を見ている時。 私と家族でとでは、見ている部分が違っている。 そんなことが、よくあります。 具体的に、どんなふうに違うのかというと。 家族は、出演者の言葉や演技を見ています。 それに対して、私は後ろの景色を見ていたり、音楽を聞いていま…

自分と他人の区別と、自己肯定感

かみ合わない ASD(自閉症スペクトラム)の人は、話が噛み合わないとよく言われます。 私の周りにも、噛み合わない話が沢山。 私が悪いのか、周りが悪いのか。 親と話をしていても、時々、全く意味の分からない返事をされることがあります。 私が話したこ…

合奏と過集中

合奏中の状態 私は、中学から大学まで9年間吹奏楽部に所属していました。 今は、雅楽を習っています。 どちらも、合奏練習があります。 私は、合奏中も全員の音が聞こえています。 初合奏で楽譜にかじりついていても、他の人の音が聞こえないなんてことはあ…

ケアレスミスが多い

しょうもない間違い 昔から、テストなどでケアレスミスが多くて困っています。 アホか?って、自分でも笑いたくなるくらいの、ケアレスミスばかりです。 どうしても見落とす 小さいころから、母に何度も言われました。 「問題を解き終わったら、間違えていな…

共感できない脳?

エゴグラム 自閉症スペクトラムの人の脳は、共感できない脳だと言われています。 (実際には、多数派の考え方に共感できないのであって、自閉症スペクトラムの人同士なら共感できることは、以前の記事に書きました) 以前、エゴグラムテストをやってみました…

発達障害とかんしゃく

かんしゃくの記憶 最近、ふと昔の出来事を思い出しました。 8歳ころだったかなぁ…。 夜に、かんしゃくを起こして、爆発して、泣きじゃくったことがあります。 何に対してかんしゃくを起こしたのかというと。 「今日はお父さんとお風呂に入る!」と言い出し…

自閉症スペクトラムと共感力

共感できないのではなく 自閉症スペクトラム者は、自分と似た境遇の人の書いた話の方が、理解しやすい。 そんな研究結果の記事を、最近よく目にします。 私も、それは正しいと考えています。 実際に生活をしている中で、多数派の人の考えていることって、正…

言葉での指示がわかりにくい

言葉って、受け取りにくい 視覚優位タイプの自閉っ子は、言葉による指示が通りにくい、と言われています。 以前、病院でこんなことがありました。 検査を受けるとき、いろいろと言葉で指示を出されました。 たとえば。 「右を向いてください。」 「左を向い…

目が回らない?

くるくる回るのが好き 私は、その場でくるくる回ることが好きです。 そう言うと、「回って、目が回らないの?」と聞かれました。 そう聞かれて考えたことがあります。 目は回る 私の場合、ぐるぐる回り続けて、目が回らないわけではありません。 たとえば、…

才能?

得意なこと 今まで、つらつらと、他の人よりは少し得意なことを、いくつか取り上げて書いてきました。 音楽のこと。 パズルのこと。 文章を書くこと。 色彩感覚のこと。 人より少し得意なことは、最近になって気付きました。 その代り、人より劣っている部分…

「話す」という能力

言葉が出てこない 昔からそうなんですが。 私、伝えたいことが上手く言葉にならないのです。 こうやって文章にすれば、どんどん言葉が出てきて、言いたいことが書けます。 でも、しゃべろうとすると、うまく文章にならない。 伝えたいことが、正しい言葉とし…

ロッキング

ゆらゆら揺れる ロッキング。 何のことか、わかる人は、自閉症に詳しい人ですね。 ロッキングとは、重度の自閉症者によく見られる、身体を前後に揺する動きのことです。 しかし、ロッキングはアスペルガーなどの、高機能系のASD(自閉症スペクトラム)者…

横目でものを見る

横目 自閉っ子の特性の一つとして、「横目で物を見る」ということが取り上げられることがあります。 斜視で、横目で物を見ているように見えるからといって、自閉症を疑われた、という話を身近に聞いたこともあります。 横目の方が見えやすい 私も、横目で物…

独特の表現

表現がおかしいらしい 今まで、普通に話しているつもりなのに、表現がおかしいとか、独特だとか、言われることが多々ありました。 普通、一般的にしないような言葉の言い回しをしたり、擬音語を作り出したりしてしまうようなのです。 例えば 食べ物の食感を…

形の認識

絵のないパズル ずいぶん前ですが、真っ白なパズルに挑戦したことがあります。 簡単なものは、比較的早い時間で完成させられました。 絵がない分、目がちかちかしなくていいです。 「宇宙パズル」という、宇宙飛行士が訓練で使うような、ちょっと難しい真っ…

博士、先生と呼ばれる

一つのことに熱中するから 高機能タイプのASDの人は、「○○博士」と呼ばれることも多いようです。 何か一つのことに熱中し、その知識を豊富に持っていることから、そう渾名されるのですが。 私も、そんなことがありました。 ものしり博士 前にも書きました…

フリーズ

パニックの一種であるフリーズ フリーズ。 パソコンが突然、何の反応もしなくなることを、フリーズした、と言いますが。 自閉系の人間も、自分のキャパを越えるような大量の情報にさらされた時、それと同じようなことが起こります。 見た目にわからないフリ…

ひとりごと

独り言が多い 私、結構ひとりごとを言います。 誰に向かってでもなく、言葉を発することがあります。 一人で遊んでいるときも。 誰かとテレビを見ているときも。 誰かと一緒にいて、話をしている最中でも。 会話の最中なんて、会話と同じトーンで独り言をい…

すぐに忘れる

わすれっぽい 忘れっぽいことを、三歩歩けば忘れる、なんて表現することがあります。 私も、三歩で忘れるほど酷くはありませんが、結構忘れっぽいところがあります。 大事な用事などは、しっかりと頭に入れているし、不安で何度も確認するので、ちゃんと覚え…

自閉系の人間は動物に近い?

犬の気持ち 以前、とあるテレビ番組を見ていたときに考えたことです。 色々な質問に対し、あらゆる分野の研究者が回答する、というスタイルの番組でした。 犬の気持ちが分からないという相談に対し、各学会所属メンバーが答えるという内容がありました。 そ…

想像力の欠如は本当か

想像力は欠如していないのでは? 自閉症スペクトラムの特性として、想像力の欠如というものがよく取り上げられます。 これについて、ちょっと思うところがあるので一言。 私個人の感覚からいえば、「想像力の欠如」というのは、多数派の勝手なイメージではな…

相手の感情を読み取るということ

感情を読み取ることの困難さ 相手の感情を読み取るというのは、普通の人でも難しいことだとは思います。 でも、私にとっては、どうもそれ以上に読み取りにくい、或いは勘違いしやすいようです。 通常、相手の感情を読み取るためには、相手の顔を見て(顔色を…

顔が覚えられない

顔と名前が一致しない 私は、人の顔が覚えられません。 というより、顔と名前がなかなか一致しません。 顔を覚えていたら名前が分からないし、名前を覚えていても顔が分からない。 だから、学生時代の部活では、ずいぶんと苦労しました。 一年経っても、後輩…

言葉って本当に難しい

言葉って面倒 言葉って、いろんな意味でとても扱いにくくて難しいです。 例えば、人が話しているのを聞いているときに、言葉が、ただの音の羅列にしか聞こえなくなったりします。 決して、話を聞いていないわけではありません。 むしろ、必死に聞き取って理…

色のこと

色の見分け 私は、どうも普通の人よりも、色の見分けがつくようです。 もともと、日本人は外国人よりも、沢山の色を見分けると言われていますが、私はそれ以上に色の区別がつくようなのです。 たとえば、虹の色。 うっすらとかかった虹でも、私は識別できま…

体力のこと

体力がない 私は、とても疲れやすいです。 自閉系の人間は色々な刺激に弱く、過敏に反応してしまうため、疲れやすいとも言われているようです。 確かに、出かければ太陽のまぶしさに疲れ。 人の多さに疲れ。 騒音に疲れ。 匂いに疲れ。 色々な要因で、短時間…

言語化って難しい

気持ちを言葉にするということ 私は、自分の気持ちを言葉にするのが苦手なようです。 そもそも、物事を考える時には、映像で考えます。 だから、自分の考えをまとめ、言葉として表現するには、文字として起こす必要があります。 まず、思いついたことを、紙…

会話が苦手

会話って難しい 私は、会話があまり得意ではありません。 自閉症スペクトラムは、コミュニケーションに障害があるのですから、当然と言えば当然です。 会話の何が得意ではないのか。 分析してみたいと思います。 但、これはあくまで私の場合、です。 一対一…

大きな音が苦手

大きな音が嫌い 私は、大きな音が苦手です。 これは、聴覚過敏とかぶるかもしれませんが、ちょっと違うような気もするのでカテゴリを変えています。 大きな声 たとえば、怒鳴り声です。 だんだん声量が上がる人もいれば、突然わっと大声になる人もいます。 …