kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

「理解してほしい」病

相互理解

 以前、ブログを通して知り合った方に言われて、はっとしたことがあります。

「理解してほしいなら、まず相手のことを理解しようと努力すること」

 

分かっているはずなのに。

分かっていたはずなのに。

忘れていました。

こんなに、大事なこと。


ついつい、「発達障害の私を理解して!」と思いがち。

「私は多数派とは違うんだから!」と思っちゃう。

 

でもそれって、違うんですよね。

そういう風に考えてしまうと、なんというか、「配慮の強奪」になるんですよね。

 

当たり前ではない

私は多数派さんとは違う。

それは、事実です。

 

でも、だからといって、配慮されるのが当たり前なのではないんですよね。

私の方も、「多数派さんはどう考えているんだろう?」って、理解しよう、歩み寄ろうとする努力をしないといけない。

 

「私には無理だから!そっちが配慮してよ!」

そんな考え方じゃぁ、相手も嫌になりますよね。

 

私のことを理解して。

でも、私はあなたのことは知らない。

理解できない、無理だもん。

それは、「理解して病」とでもいえる状態なんだと思います。

 

とても、自己中心的な状態で。

周りが見えなくなっているときに、陥りやすい状況なのかな、と思います。


特性上、どうしても、視野が狭くなりやすいですが。

それが特性だと分かっているなら、より気を付けて、視野を広く保つ必要があるんですよね。


相手にも気持ちがある

無理して相手に合わせる必要はありませんが。

相手にも気持ちがあることを、忘れてはいけない。

自分が他人に理解してほしいように、相手も自分に対して理解を求めていることを、忘れてはいけない。

 

それを、思い出させてもらいました。

わがままな振る舞いをして、周りの人を敵に回す前に。

踏みとどまることができました。

 

人間関係って、難しい。

思いやりって、難しい。

相手の立場に立つって、難しい。

 

でも。

それができるように、少しずつでも努力して。

成長したい。

そう思います。