言葉が思考を縛る
言葉の縛り
言葉って、とっても大事だな、って思います。
そう思うようになったきっかけは、働けなくなったことです。
まだ働いていたころの、職場のメンバーとの飲み会の帰り道。
おなじ方向に帰る3人で、夜道を歩いていました。
私と、私の3つ上の先輩Yさんと、40代のお姉さまKさん。
その時の会話が、こんな内容でした。
Y:「3年後の国体までに、どうにかなってたいなー(結婚していたい、という意味)」
K:「3年あったらどうにかなるやろ」
私:「3年もあるんですから、大丈夫ですよー。でも、3年後にどうにかなってなくても、まだ仕事つづけられてたらいい方ですよね。結婚も出来ず、いなくなってたら最悪じゃないですかー(笑)」
この時のこと、はっきりと覚えています。
私、言いました。
「3年後、結婚して辞めるでもなく、いなくなっていたら最悪だ」と。
そして、3年後、それが現実となってしましました。
どうにかなっていたい、と言ったYさんは、本当に結婚して幸せそうです。
こちらも、現実になったわけです。
コトダマ
昔から、言葉には魂が宿る、と言われています。
言霊というものです。
人間の口から発せられた言葉には、不思議な力が宿る。
そう、信じられています。
私は、それをこう解釈します。
人間は、自分の発した言葉に、無意識に縛られてしまうのではないか、と。
自分が何気なく言った言葉が、心の奥底にしまいこまれて。
そうなるように、動いてしまうのではないか、と。
悪いことが起きたとき。
「自分は不運だ」と言う人には、本当に不運なことが降りかかる。
「これだけで済んだ、自分はついている」と言う人には、幸運が寄ってくる。
「不運だ」と言う人は、自分が発した「不運だ」という言葉に縛られて、何が起きても不運に感じてしまう。
逆に、「幸運だ」と言う人は、何が起きても幸運だと感じられる。
つまり、自分は不運だ、不幸だという人には、自然と不運や不幸が集まり、自分は幸運だ、幸せだという人には、自然と幸せが集まる、ということ。
私は、いろんな意味で、よく「当たり」ます。
たとえば、この病気は100人に1人の割合で~なんて言われると、その1人に入ってしまいます。
これで効果が出なかったら、もうあきらめるしかないね~と言われると、効果が出ない方に入ってしまいます。
でも、私は不運だと思ったことはありません。
逆に、こんな能力普通はないよ~っていうことも、普通ではない方に入るからです。
なんだかんだで、どうしても手に入れたいと願うものは、手に入れているからです。
私は普段から、「私はついてる!チャンスを掴む天才だ!人に恵まれている!」と言っています。
そうすると、本当にそうなるんですよね。
その次に起こることも、どんどん良い方向に進む。
だから、言葉の力というものを、実感しています。
言葉として発したものは、耳から脳へフィードバックされ。
言葉として書き表したものは、目から脳へフィードバックされ。
言葉が思考を縛り付ける。
それを意識することができれば、自分の考え方や行動も変わってくると思います。
自分が手に入れたいと思うことを、口に出して言う。
自分の理想を言葉にする。
逆に、ネガティブなことは言葉にしない。
ネガティブ発言は、自分だけではなく、周りも不幸に巻き込んでしまう。
それでも、人間ですから、ネガティブな発言をしてしまうこともあるかもしれません。
そういう時は、私は笑いに変えてしまうようにしています。
言葉は思考や言動を絞るということを理解していること。
それは、とても大事なことだと思っています。