学校、しんどかったんだなぁ。
高校生の頃のこと
地域の公立高校では一応トップの進学校に入学した私。
勉強の内容がハイレベルになったのと、授業時間がひとコマ65分と長くなったことなどから、お勉強についていくことができなくなってきました。
そこで、塾に通うことになりました。
それまで私は、塾に通ったことはなく、ずっと自宅学習をしていました。
中学に入る前に、塾の体験(集団指導)に行ったことはありましたが、「学校とおなじスタイルはいやだ」と言って、結局塾には行かずに、自宅学習を選んでいました。
しかし、高校の勉強は、自宅学習ではどうにもならなくなりました。
授業が理解できないのですから、自力で学習するなんて無理な話…(;´・ω・)
仕方がないので、塾選びをすることになりました。
その時、私は母にこういったそうなのです。
「個別指導がいい!集団は絶対いや!なんで、学校終わってまで、他の子とかかわらなあかんの!?」
当時、個別指導塾というものはなく、ようやく一部の塾で個別指導が取り入れられ始めたころでした。
ある塾に相談に行くと、個別指導を受けるのは、集団指導ではついていけない落ちこぼれの子だと言われ。
進学校に通っているなら、個別指導には当たらない、といわれました。
学校の集団授業でついていけないから、個別指導を望んでいるのに…。
そして結局、中学生になる前に一度体験に行った塾に入ることになりました。
同じく個別指導を取り入れ始めたところでしたが、そこは小学生・中学生対象の塾で。
最初、高校生は受け入れていないといわれました。
しかし、中学のころからその塾に通っている、私の一つ上の学年の男の子が、特例として在籍していて。
困っていることを伝えると、塾長が「何とか、対応しましょう」と言ってくださいました。
私がその個別指導に通い始めてから、数人の高校生が在籍するようになり。
私の弟も、その塾にお世話になりました。
部活をしている子にとっては、集団指導では時間の調整ができず、個別指導のプログラムのほうがよい、という意見が多かったようです。
環境が合っていた
個別指導の塾は、6人の生徒が入ると、もう一杯になってしまうスペースが教室で。
一人一人の生徒の目の前には衝立があり、1人に一つ、ホワイトボードが設置されていました。
2人の生徒に1人の先生が付き、指導をするという環境でした。
教室には、6人の生徒しかいない。
先生は3人。
ついたてで囲われていて。
目の前に指導用のホワイトボードがある。
先生はすぐ隣に座っているから、声が聞こえやすい。
私にとって、とても集中できる環境でした。
今から考えると、発達障害を抱える私にとっては、最適の環境だったと思います。
当時、私は発達障害の診断を受けていませんでしたが、無意識に自分に合った環境を求めていたんでしょうね…。
人間関係は、学校だけでおなかいっぱい
「学校が終わってまで、人付き合いしたくない!」といった私の言葉を、母は今でも覚えているそうです。
今になってようやく、なぜそんな発言をしたのか、わかったと言っています。
母に言われるまで、私はすっかり忘れていたんですけどね(;^ω^)
そんなことを言うなんて、私は学校生活で、辛い思いをしていたんだな、と思います。
いやだけど、学校は行かなきゃならない。
苦手な人間関係も、無理やりでも成り立たせなければならない。
学校にいることが、苦痛だったのでしょう…。
学校での生活は、授業も人間関係も、私にはかなりストレスになっていたんじゃないかなと、今になって思います。