自分に話しかける
大きな独り言
私、何か大事なことがあると、自分に自分で話しかけるんです。
要するに、大きな声で独り言を言うのです。
それも、誰かに話しかけるような言い回しを使うので、回りから見れば、「誰に言ってるの?」という状態になる。
決して、見えない誰かに話しかけているわけではないのですが。
たとえば。
翌朝、いつもと違う時間に起きなければならないとき。
寝る前に、スマホでアラームをセットし。
「明日は○時に起きなあかんで」と、自分で自分に話しかけます。
自分で自分に言い聞かせる、といった感じで。
それを、隣にいる人に言うように大きな声で言うので、隣にいる人は「起きなあかんでって、誰に言ってるん??」と、びっくりしたように聞いてきます(笑)
単なる独り言なんですけど、声が大きすぎて独り言とはとらえられないようで…。
耳からのフィードバック
どうしてそんな大きな声で独り言を言うのか。
おそらく、自分の頭の中で考えたことを、一度言葉として口から出して、耳で聞き、脳内にフィードバックしているのではないか、と思うのです。
そうしないと、考えたことが空中に拡散し、何を考えていたのか分からなくなるような気がするのです。
だから、考えた結論だけ、言葉として、独り言として、発することが多いです。
自閉系の人間が、独り言をぶつぶつつぶやくというのは、頭の中で考えていることをきちんと把握するための行動ではないか、と思うのです。
そして、自分の考えを、認識しなおしているのではないか、と。
目からのフィードバック
言葉として発しても、ややこしいことを考えているときは、その言葉も空中に拡散してしまいます。
そんな時は、文字として考えを書き起こします。
私の場合、目から入る情報は瞬時に処理されますから、これは非常に有効です。
矛盾なども、一目でわかります。
認知の仕組みの違いに関連する?
回りから見れば、単なる独り言にしか見えないかもしれません。
一見すると、一人でしゃべっている変な人に見えるかもしれません。
でも、このプロセスがないと、考えがまとまらないのです。
一生懸命に考えているからこそ、独り言が出てしまうことだって、あるのです。
まぁ、中には本当に意味のない独り言もありますが…。
独り言を言っている理由の一つに、多数派との認知の仕方の違い、というものがあるかもしれない。
そんな風に考えています。