kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

地獄より怖い

知らない場所は怖い

 

はじめて行く場所や見知らぬ場所が怖い。

自閉っ子の特性として、時折語られます。

 

知らない場所に行くときに緊張するのは、多数派さんも同じだと思いますが。

自閉系の人間のそれは、多数派さんとはくらべものにならないと思います。

緊張するというより、恐怖と言った方が良いかもしれません。

 

何が起こるかわからない

 

はじめて行く場所・見知らぬ場所には、何があるかわからない。

建物の構造はどうなっているのか?

どんな人間がいるのか?

行く場所によっては、どんな手続きが必要なのか?

全く、予想がつきません。

 

予想がつかないことって、本当に怖いんです。

見知らぬ場所に行くことは、地獄に行くよりも怖いと感じます。

地獄に行ったことはありませんけど(笑)

 

不安すぎてパニック

 

はじめての場所に行くときは、何日も前からパニック状態になります。

どんな場所だろう?

どのくらいの時間がかかるんだろう?

行った先には何があるんだろう?

そんな考えが、頭の中をぐるぐると駆け巡ります。

 

緊張しっぱなしです。

不安がどんどん積もっていき。

出かける直前には、もう混乱状態です。

それを何とか抑え込み、出かけます。

そのギリギリの状態の時に、不測の事態が起きようものなら。

パニックどっかーん、です。

 

安心するために

 

だから、私ははじめての場所に行くときは、できるだけ情報収集をします。

建物の外観が分かるような情報(写真など)があれば、チェックします。

電車を使うときは、乗り換える駅の構内図は、すべてチェックします。

トイレの位置も、切符を買う位置も、全部チェックします。

 

インターネットが発達した時代ですから、大抵の情報は手に入ります。

でも、そこにある情報は、ほとんどがハード面の情報です。

ソフト面である、人間の情報はあまり手に入りません。

だから、そのあたりはちょっと怖いままです。

 

自分が行く場所のだいたいの情報を持っていると、ある程度落ち着くことができます。

沢山情報を集めることで、不安を掻き消すことができます。

 

不確定事項は、一つでも減った方が良いです。

「わからないもの・こと」についての恐怖は、制御しきれませんから。

 

だから、はじめて行く場所・見知らぬ場所は、地獄より怖いのです。