kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

うつの時・躁のとき

気分の上下

秋ごろには少しテンションの高い状態が続いていて。

元気で、いろんなことに意欲的になれていました。

しかし真冬になり、またテンションが落ちて、動きにくい日が続いて。

春になり、怠くてたまらない日が続いています。


双極性障害の気があるようです。

躁状態は重くはなく、軽い躁なので、年金などの手続きの時には「うつ」で申請しています。

双極性は判断が難しいみたいだし、先生もまだはっきり言い切れないのかも。

医大の精神科では、自閉由来の気分の上下ではないかと言われました。


躁とうつを繰り返すと、本人がしんどいのはもちろん、多分周りの人も振り回されるんだろうな、と思います。

周りの人が振り回されないために、ということで、今はうつの薬を飲んで、反動で躁が酷くなるのを押さえている状態です。

ひどいときは、エビリファイを頓服で投入しています。

 

どんな感じ?

うつの時の状態と、躁の時の状態って、どんな感じなのか。

周りの人にはなかなか分かってもらえない感覚だと思います。

これならわかりやすいんじゃない?っていう説明を思いついたので、書いてみようと思います。

あくまで、私の主観ですけれど。


思いついた説明というのは、エンジンとモーターを使った説明です。

車で説明するのがいいかと思ったんですけど、車ではちょっと仕組みが合わないので。

ハイブリッド車なら合うかもしれませんが…。

ここは、私の好きな、潜水艦で説明しようと思います。

ここでいう潜水艦は、原子力で動くものではなく。

日本の所有する、ディーゼル潜水艦です。

 

前提として。

潜水艦は、エンジンで電気を発電し、それを「電池」に溜めます。

航行時にはエンジンを切り、電池に溜めた電気を使って、モーターを動かし、動力を得ています。

エンジンは大きな音が出ますが、モーターはそれに比べてずっと静かだからです。

隠密行動をする潜水艦にとって、「音を出す」というのは自殺行為です。

エンジンで電気を発電→電池に蓄電→電池でモーターを回して動く

そういう仕組みになっています。


さて。

では、それがうつと躁の説明にどうかかわってくるのか。

私が思うに、躁とうつが繰り返すのって、まずエンジンが一定で動いていないのではないか、と思うのです。

燃料の供給の問題か。

或いは取り込む空気の量の問題か。

それは、分かりません。

が、とにかく、電池を充電するためのエンジンが一定で動いていないと思うのです。


エンジンが一定で動いていないと、電池の充電も、当然一定ではありません。

あるときは、エンジンの調子が悪くて、充電が上手くいかない。

またあるときは、エンジンが絶好調で、蓄電できる量を越える電気を、発電してしまう。


エンジンの調子が悪くて、充電がフルにならないときは、電池の残りが少ないので、スクリューをしっかりと回すことができず、動力が確保できません。

人間でいうと、身体が上手く動きません。

頭も回りません。

そう、ちょうどうつの状態に陥るのです。


エンジンが絶好調で、蓄電できる量を超える電気を発電してしまうときには、まず電池に収まりきらない電気が、あふれかえっています。

そのままでは電池が壊れてしまうので、モーターを回して電気を消費しようとします。

しかし、あまりの発電量の多さに、モーターが回りすぎて、スクリューを回し過ぎ、猛スピードで動き回ることになります。

そして、度を越えるとモーターもスクリューも破損してしまいます。

人間でいうと、異様に行動的になり、ハイテンションになり、破滅に向かう。

これが、躁の状態です。


もし、潜水艦みたいに、エンジンがどこにあって、何の理由でエンジンの回転数が一定にならないのかが分かれば、調整もできるかもしれません。

しかし、人間のエンジン(主に脳)は、何の理由で回転数が一定にならないのか、まだはっきりと原因が分かっていない、というのが実情のようです。

エンジンが暴走しないよう、バランスを取れるようにずっと見張っているような薬はありますが。

自動で調整できるようにするには、なかなか難しいものがあります。


最近はうまい具合にエンジンが回って、充電もいい感じだな~、と思った矢先に、またバランスを崩してしまったり。

なかなか、うまく動いてくれません。


私は、この方法が、自分の「躁」と「うつ」を説明するのに、一番良い気がします。

いかがでしょうか?

 

 

発達障害○×クイズ (世界自閉症啓発デー&発達障害啓発週間に寄せて)

4月2日。

今日は、世界自閉症啓発デーです。

同時に、今週は発達障害啓発週間でもあります。

突然ですが、今年の企画として、発達障害に関する○×クイズを行いたいと思います!

 

○×クイズ

【問】

次の文章に対し、正しいか間違っているかを、○×答えてください。

発達障害とは、しつけができていないだけである

発達障害は、怠けているだけだ

発達障害は性格が悪いだけだ

発達障害は、みんな同じ症状である

発達障害は、治る(薬で治る)

発達障害は、発達しない

発達障害とは、自閉症のことである

自閉症とは、引きこもりのことである

自閉症とは、オタクのことである

自閉症の人は、知的障害だ

自閉症の人はしゃべらない

自閉症の人は、コミュニケーションだけが問題だ

発達障害とは、突然なるものである

・話せているなら自閉症ではない

発達障害は、知能検査でわかる

発達障害者と健常者は、きっちり分けられる

発達障害の人は、必ず突出した才能がある

自閉症の人は想像力が欠けている

発達障害者と健常者は、まったく別だ

 

 

答え合わせの前に、ご存知の方も多いかもしれませんが、改めて自己紹介を。

私は、26歳の時に高機能広汎性発達障害と診断されました。

いわゆる、アスペルガー症候群です。

二次障害のうつ病も発症しています。

そして、その後ADHD(注意欠如・多動性障害)の診断も出ました。

他に、てんかん(もしくはほかの神経疾患)も合併しています。

 

さて、では答え合わせをしてみましょう。

答えは、すべて×です。

20問中いくつ正解できましたか?

5問以下…以下、いっしょに勉強していきましょう!

10問以下…少し知識をお持ちのようです。視野を広げるため、一緒に勉強しましょう!

15問以下…なかなか勉強されていますね!知らなかったことを、知っていただけたらと思います。

16問以上…かなり勉強されていますね!知らなかったことは、情報を更新していただけたら、と思います。

全問正解…相当勉強されているようですね、ありがとうございます。正しい知識を広めることにご協力いただければと思います。

 

問題には、世間で勘違いされていることを上げてみました。

それでは、順番に解説していきましょう。

(あくまで私自身の解釈である部分もあります。)

 

発達障害とは、しつけができていないだけである

発達障害は、怠けているだけだ

発達障害は性格が悪いだけだ

発達障害は、みんな同じ症状である

発達障害とは、自閉症のことである

これらは、よく勘違いされている事柄です。

 

発達障害は、生まれつきの脳機能障害です。

生まれつき、脳の機能が多数派さんとは異なるため、うまくコミュニケーションが取れなかったり、「常識とされる行動」をとりにくかったりします。また、できることとできないことの差が激しく、できるのにやらないだけだと勘違いされ、責められてしまうこともあります。

あくまで「障害」であり、治ることはありません。

また、発達障害とひとくくりにされている中には、以下の障害が含まれています。

 

自閉スペクトラム症

・コミュニケーションの質的障害

・社会性の障害

・イマジネーションの障害

・感覚過敏

これらを特徴とする障害です。

 

★注意欠如・多動性障害(ADHD

・多動性

・衝動性

・不注意

これらを特徴とする障害です。どの症状が強く出るか、症状の組み合わせなどは人によります。

 

★発達性協調運動障害

極端に不器用な状態で、手先が不器用だったり、全身の大きな運動が苦手だったりします。

 

★LD(書字障害、読字障害、算数障害など)

知能は正常ですが、特定の能力のみ極端に低い状態です。

 

★トゥレット症候群

運動チック・音声チックが長く続く障害です。これも発達障害に含まれています。

 

これらの障害を複数合併することもあります。

 

※注

自閉スペクトラムという考え方

現在は、このように呼ばれるのが主流となっています。ここには、かつて「自閉症」「アスペルガー症候群」「高機能自閉症」「広汎性発達障害」「高機能広汎性発達障害」「特定不能の広汎性発達障害」などと呼ばれていた障害が入っています。

詳しくは、このブログの自閉症とは?という項目をご覧ください。

 

自閉症には、重度の自閉症から軽度の自閉症まであり、それらは健常者にまでつながる「自閉スペクトラム」という連続体であると考えられています。

自閉症の濃度≫

ちょうど、真水に墨を落としたように、自閉の濃度が変わるといわれています。

重度自閉症←--------------中度-------------軽度------------→健常者

      黒←---------------------------------------------→真水  

      ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 

というような状態になっています。 

ただし、自閉症の特性というのは、多かれ少なかれ健常者と呼ばれる人にも存在するといわれいます。

完全な「真水」である人は、いないでしょう。

墨の濃度が濃く、日常生活や社会生活において障害となっている場合に、「自閉スペクトラム症」と診断されます。

 

 

発達障害は、治る(薬で治る)

発達障害は治る!」という広告などを目にしますが、残念ながら、今のところ、発達障害は治せません。

ADHDには脳の働きを調整する薬がありますが、生まれつきの脳の仕組みを改善するものではなく、行動をコントロールしやすくするためのものです。

 

発達障害は、発達しない

これも、間違いです。

発達障害でも、個々のペースで発達します。

発達障害は、すべての能力が平均的にバランスよく発達しない、という意味です。

つまり、発達の早い部分や遅い部分があり、全体的にアンバランスな発達の仕方をします。

発達障害は発達しない障害ではなく、発達の仕方が多数派とは違い個性的だ、ということです。

 

自閉症とは、引きこもりのことである

自閉症とは、オタクのことである

自閉症は引きこもりのことでも、オタクのことでもありません。

先に書いたように、生まれつき脳の機能が多数派さんとは違うことによって起こります。

ただし、発達障害の人は周囲に理解されにくく、叱られ続けた結果、鬱病などの二次障害を引き起こし、結果引きこもりとなってしまうことがあります。

ですが、引きこもり=発達障害ではありません。

自閉症」という名称の為に、自分の殻に閉じこもると思われがちですが、そうではありません。

また、自閉症の場合、「こだわり」という症状があり、好きなことにとことん熱中することがあります。

それが「オタク」と思われてしまう原因となりますが、決してオタク=自閉症ではありません。

 

 

自閉症の人は、知的障害だ

自閉症発達障害の人は、必ずしも知的障害があるわけではありません。

そもそも、知的障害と自閉症とは、まったく別の障害である、と考えられています。合併することは多々ありますが、知的障害と自閉症はイコールではありません。

知能の分布は、多数派さんと同じであると考えられています。

ですから、自閉症の人の中には、重度の知的障害の人もいれば、軽度の知的障害の人もいますし、平均知能の人もいますし、高知能の人もいます。

 

自閉症の人はしゃべらない

自閉症の人は、コミュニケーションだけが問題だ

・話せているなら自閉症ではない

自閉症の人はしゃべらないとか、話せているんだから問題ないとか言われることがありますが、そうではありません。

コミュニケーションとは、言葉を発することではありません。

相手との意思疎通、つまり、自分の意思を相手に伝え、相手の意思を受け取る、言葉のキャッチボールがコミュニケーションです。

自閉症の人でも、ある程度しゃべれる人もいますし、流ちょうにしゃべる人もいます。お話が大好きな人もいます。

しかし、話が一方的であったり、相手に口を挟ませないなど、キャッチボールではなくドッジボールのような方法でコミュニケーションを取ろうとしてしまうということがあります。

それがコミュニケーションの「質的問題」であり、話せているから自閉症ではない、ということにはなりません。

 

また、発達障害の人は刺激に敏感であるために、多数派さんよりもとても疲れやすかったり、感覚が鈍いために痛みを感じにくかったり、自分の体なのに存在がわかりにくかったりします。

体温調節が苦手で夏は発熱状態になったり、冬はひえきってしまうなど、自律神経系の困ったこともたくさんあります。

一般的に知られているのは「コミュニケーション」「社会性」「イマジネーション」の障害ですが、それ以外にも身体症状などたくさんの問題を抱えています。

 

発達障害とは、突然なるものである

先にも書いたように、発達障害は生まれつきの脳機能の障害ですから、突然発症するわけではありません。

ただし、症状が軽かったり、たまたま周囲の環境が本人に合っていた場合、発見が遅れることがあります。

大人になってから発覚する場合もあります。

そのため、診断をする医師は、幼少期からのエピソードを聞き取り、診断をします。

もし、突然発達障害のような症状が現れた場合、ほかの疾患の可能性があります。

 

発達障害は、知能検査でわかる

これも大きな間違いです。

よく、知能検査の結果で発達障害と診断されたとか、されなかったという人がいますが、発達障害の診断に知能検査は必要ありません。

あくまで、診断の参考として補助的に使われるものです。

診断の要件にも、知能検査とは書かれていません。

 

発達障害者と健常者は、きっちり分けられる

発達障害者と健常者は、まったく別だ

 

先に書いた自閉症の濃度の図と同じように、発達障害者と健常者は一つながりの存在であり、「ここからは発達障害」「ここからは健常者」と分けられるものではありません。

 

発達障害の人は、必ず突出した才能がある

これも、大きな誤解です。

テレビ等で「発達障害の天才」として、ピアニストや画家が取り上げられることがありますが、それはごく一握りの人たちです。

多くの発達障害の人は、特異な才能など持ち合わせていません。

天才の出現率は、発達障害者も健常者も同じであるといわれています。

 

自閉症の人は想像力が欠けている

自閉症の人はイマジネーションの障害があるといわれるため、想像力がないように思われています。

しかし、当事者の私からしてみれば、それは逆だと考えています。

想像力が欠けているから、こだわりが発生するのではなく、想像力がたくましすぎて、これから先にどんなことが起こるのか、いろんなパターンの想像をしてしまい、不安になって手順などにこだわるのではないかと思っています。

実際に、空想が大好きな自閉症の人もたくさんいます。

イメージができないのではなく、イメージが暴走してしまう、と言う方が適切なように思います。

 

さいごに

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

発達障害について、少し知っていただくことができたでしょうか。

発達障害について学ぶことは、健常者を含めどの人も生きやすくなるための第一歩だと考えています。

 

発達障害の人は、その特性の為に、多数派さんが「当たり前」と考えていることが分かりにくく、コミュニケーションにおける「前提」が違っているために、人との関係がうまくいきません。

相手の感情を読み取ることが苦手なため、相手の感情を逆なでしてしまうこともあります。

逆に、自分の感情も理解しにくく、嫌なことがあってもその場で嫌だと伝えることができず、時間が経過してからパニックを起こすこともあります。

 

自分の体調もわかりにくいため、疲れやすいのに疲れたことがわからない、という矛盾も起きてしまいます。

そのため、すぐにぐったりしたり、動き回りすぎて気づいたら電池切れ…なんていうこともしばしばです。

 

今回は、「世界自閉症啓発デー」「発達障害啓発週間」ということで、一番勘違いされていること、一番知っていただきたいことを、簡単に取り上げました。

興味を持っていただけましたら、ほかの記事にも目を通していただけると嬉しく思います。

 

なお、この記事に書いた特性を持っているからといって、必ず発達障害と診断されるわけではありません

逆に、これらの特性がそろっていないからと言って、発達障害ではないというわけではありません。

発達障害は、医師にしか診断できませんし、医師でも診断が難しいことを、ご理解いただきたく思います。

気分・体調管理表

自作の気分表で受診

私は、病院を受診するときに「気分表」を持っていきます。

気分表は、自作のものを使っています。

メンタルクリニックに行っても、自分の状態をうまく話せないため、先生とのコミュニケーションツールとして利用しています。

 

最初の頃は、単なるメモを先生に渡していたのですが、躁鬱の波が激しく出た時期があり、そのころに、自分の気分や体調を把握するために作りました。

それをそのまま病院に持って行くようになった、という経緯です。

 

気分表

気分表は、こういうものです↓

Excelでちゃちゃっと作った、簡単な表です。

上下二段に分かれていて。

上の段に1週間分。

下の段に次の1週間分。

 

私の受診ペースは2週間おきなので、この仕様になっています。

また、受診日は基本月曜日なので、月曜日始まりになっています。

日付の記入欄は、空白になっているので、何曜日からでも始められます。

1週間分を拡大するとこんな感じ↓


表は、ゼロを中心に、マイナス5~プラス5までの10段階表記。

朝昼夜それぞれの時間帯の状態を書き込めるようにしています。

日内変動が分かりやすいようにしました。

 

赤い線が気分の上下。

見えにくいけど、赤い線の下にある黒い線が、体調の上下。

 

躁鬱の波が激しかったころは、赤い線がゼロを超えることもありましたが。

今は割と安定しています。

 

私の調子がいい時というのは、気分がだいたいマイナス2くらいに保たれている時です。

なので、マイナス3くらいを平行移動している現在は、安定はしているけれど調子はもう一つ良くない状態ですね。

 

体調は、マイナス5~マイナス4のあたりをうろうろ。

毎日ぐったりしています。

 

グラフの下の自由筆記スペースには、その時の状態を詳しく端的に記入します。

頭痛があったとか。

イライラしたとか。

眠気が酷いとか。

体調に関することで、そこに書ききれないことは、グラフの空きスペースにも記入しています。

 

そして、欄外の上の部分には、天候を記入。

天候によって、気分も体調も左右されますから。

薬の変更があった時は、薬の名前と、飲んだ量も記入。

 

欄外の下の部分には、その日の様子が一目でわかるよう、アイコンを。

最近は体調が悪いことが多いので、ナメクジが並んでいます。

もっと体調が悪いと、アメーバになったり、

少し調子がいいと、私の似顔絵が登場したりします。

ナメクジの絵、先生に好評です(笑)

 

そして、欄外の右側。

こちらは、何でも書いていいスペースです。

嬉しかったこと。

嫌だったこと。

発見したこと。

日常生活のこと。

身の周りで起きたこと。

体調に関することで、長文になること。

 

時々、落書きもします。

完全なフリースペースです。

 

上手に診察を受けよう

この気分表を使い始めて、4年くらい経ちました。

先生とのコミュニケーションツールとして、完成状態にあります。

これを見せることで、先生も私の生活の状況や、体調の変動が手に取るようにわかる。

すごく好評です。

「患者さんみんな、これ使ってくれたらいいのに~」と言われます(笑)

 

2週間前の体調なんて、自分でも覚えてないですからねぇ。

「どうですか?」

「変わりないです」

のやり取りになりがちですが。

気分表を見せることで、詳細がはっきりわかる。

 

先生にとっては、判断材料が増えるし。

私にとっては、いちいち長々と話さなくて済む。

お互いにとって、メリットがあります。

 

細かい文字を、時間をかけて、ちゃんと読んでくれる先生だから、使えるツールなのかもしれませんが…。

こういう方法もあるよ、ということで。

参考になれば、と思います。

 

 

人生の折れ線グラフ

自己分析

どのカテゴリィに入れていいかわからないテーマですが。

人生の折れ線グラフっていうのを、テレビで見たので思ったことをつらつらと書いてみようかと。

 

私は、このグラフを大学の授業で一度書いたことがあります。

就職対策の授業で、自分を分析するという授業でした。

そこで、愛情や幸せ、自己肯定することについて、教わりました。

こういった授業は、心理学でも学習していない限り、普通はないと思うのですが。

社会で役立つ、自立した女性を育てるという大学の方針からか、そういった授業がありました。


人生のグラフ

人生の折れ線グラフとは、下の写真のようなものです。

縦軸が、テンションを表します。

真ん中がゼロ、上がプラス、下がマイナス。

横軸には、年齢が書かれています。

その年齢の時に、自分の人生の中ではプラス・マイナスどの位置にあったか、ということを表すものです。

私の場合は、こんな感じ。

 


人それぞれ、その時期に何があったか、楽しかったか辛かったか、違います。

だから、グラフはいろいろだと思います。

テレビでも、人それぞれいろんなグラフを書いていました。

 

私のグラフでは、今のところマイナスが多いです。

プラスだった時期なんて、ほとんどありません(笑)

本気で自殺したいと思ったことが、3度あります。

 

プラマイ0

世間では、幸も不幸も、死ぬときにはプラマイ0になっている、と言います。

本当でしょうか?

 

死ぬ間際に思い出した時、悪い記憶は風化して、良い記憶が強調されているから、そう感じるのでは?

総じて自分の人生はそれなりに良かったと思って、いや、思い込んで、自分を納得させているだけでは?

 

そう思ってしまうことも、多々あります。

本当に、±ゼロになっているのでしょうか。

それが証明できるのは、死ぬとき。

証明するためには、寿命まで生きてみるしかありません。

 

まだ四半世紀ほどしか生きていない私に、答えの出せるような問題ではないのでしょう。

このマイナスを埋めることができるくらいの幸せが、この先に待っていると信じて、生きていきます。

生きるためには、「希望」が一番大事なんだなぁって、思います。

 

人生を全うし、死ぬ間際の私は、いったいどんなグラフを書くのでしょうか。

働くことは、命と引き換えにするほど大事か?

働くってそんなに大事?

以前、『「やりがいのある仕事」という幻想』(森博嗣朝日新書)を読みました。

普段なら絶対に読まないであろうタイトルの本なのですが。

森氏のファンなので、読んでみた次第です。


ビジネス関係の本だから、落ち込むかもな、と思いながら読んだのですが。

これほど、読んでよかったと思う本はなかった!


オビには、「働くことって、そんなに大事?」という衝撃的な言葉が。

そう、この本は、そもそも、「就活自殺」をしてしまう若者たちに向けて書かれた本なのです。

就活が上手くいかなくて、追い詰められて自殺を選択してしまう。

その気持ち、分からなくはありません。


私は、今も療養中の身で。

これから先も、フルタイムで働けるようになることはないといわれています。

そんな人間は、役立たずで、社会のお荷物だ、と思っていました。

しかし、この本は、それが思い込みであり、幻想である、ということに気付かせてくれました。

まさに、目からうろこでした。

 

仕事=自分の価値ではない

「仕事に勢いが持てなくても、凄い成果が残せなくても、人が羨む職業に就けなくても、きみの価値は、かわらない」

「人は働くために生まれて来たのではない。どちらかというと、働かない方が良い状態だ。働かない方が楽しいし、疲れないし、健康的だ。あらゆる面において、働かない方が人間的だといえる。ただ、一点だけ、お金が稼げないという問題があるだけである」


そう、まさにその通りだと思います。

人間はいままで、どうすれば最小限の労働で大きな仕事をなすかを考えてきました。

そのために、科学・技術は発展してきました。

そもそも、人間が働かずに済むように、人間は社会を便利にしてきたのです。


だから、仕事に就けない人間が出てくるのは、当たり前。

仕事がどんどん減っているからです。

それに対し、人間はそんなに勢いよく減っていません。

だから、少ない仕事を取り合わなければならなくなるのです。


仕事に貴賤はないし、仕事をしているから偉いわけでもない。

無理をして働く必要もないし、仕事にやりがいを感じる必要もない。

人は仕事で価値が決まるわけではないし、好きなことを仕事にするのが最良とも限らない。

質素な生活ができる人は、時々働いて、のんびり生きればいい。

稼ぎたい人は、どんどん働けばいい。

 

「未来への不安」というのは、生きていることとほぼ同じ。

それがない人間ははっきり言って馬鹿だ。

好きなことを仕事にするに越したことはないが、好きではなくても、自分に向いていることを仕事にするのも、社会貢献である。

どんな仕事も、恥ずかしい仕事なんてない。

今、多くの人が口にする、「仕事のやりがい」というのは、戦後に大きく経済が成長した時期の人たちが作り上げた幻想であり、現代にも当てはまるわけではない。


とまぁ、かなりかいつまんではいますが、そういった内容でした。

本当に、数々の意見に、納得しました。

人によっては、冷たい意見だ、と思うかもしれません。

でも、私はこの本に書かれていることに、救われました。

 

仕事への偏見

働けないこと=自分には価値がない、というのは大きな間違いで。

犯罪を犯さず、まっとうに生きているだけで、私は社会に充分貢献している。

仕事に対する思い込みは、妄執ともいえるもので。

もうそれは、偏見とさえいえるほどのもので。


私は私自身に、偏見を抱いていたのだ、と思い知らされました。

仕事ができる人が偉くて、できない人はダメだと、思い込んでいました。

その考え方はおかしいんじゃない?と、早く気付くことができて、よかった。

 

悩んでいるなら

著者の森氏は、一般的な職業に就いていた人ではありません。

なので、今、バリバリ働けている人には、この本は必要ないと思います。

でも、少しでも仕事に悩んでいたり、仕事をしていない・仕事に就けないことで悩んでいる人には、一読の価値があるかもしれません。

少なくとも、私には安い買い物でした。

「仕事観」をひっくり返してくれたのですから。

 

命と引き換えにするようなものではない

「働くことって、そんなに大事?」

そう言うと怒る世代が、まだまだ現役です。

でも、私は思います。

命と引き換えにするほど、働くことは重要ではありません。

生きていることこそが、大事なのです。

自分が楽しめることの方が、大事なのです。

好きなことをするために、賃金を得る手段として、働いているのです。

働くことが人生の目的である必要は、どこにもありません。

それを目的にしたい人は、すればいい。

でも、それをみんなに押し付けてはいけないのです。


この本は、かなり時間をかけて読みました。

これからも、何かあるたびに、この本を手に取ることでしょう。

考え方を変えることは難しいけれど、この本はいとも簡単に私の仕事観をひっくり返してくれました。

その新しい仕事観で、私は私の人生を、歩いていきたいと思います。

神経内科と歯医者のハシゴ

神経内科

 

今日は、医大神経内科の定期通院日でした。

最近不調続きなので、イヤーマフを装備してバスに乗ったのですが、やっぱりイヤーマフがあったほうが、疲れにくいように思います。

エンジン音が頭に響くのが、マシになる。

 

待ち時間もそんなになくて、思ったより早く呼んでもらえました。

前回、リボトリールを0.25ミリから0.3ミリに増やした結果を報告。

やっぱり眠いこと、夜に飲んでいるのに日中もうとうとしてしまうこと、

朝はなんとか起きられていること。

眠い割には効果は変わらず、発作はバンバン出ていることを伝えました。

 

「0.05ミリしか増やしてないのに、眠い?そんなに違う?すごく薬に敏なんやなぁ…」と先生。

だから、薬剤過敏なんですってばー(笑)

ここまで過敏な人、そんなにいないんですかね??

如月の周りに、たまたま薬剤過敏がいるから、それなりの割合で存在するように思うだけかな…。

 

「どうする?薬減らす?」と聞かれたので。

「0.3のままで、慣れるまで頑張ります!」と宣言してきました。

減らしてしまうと、眠れなくなるし、頭がざわざわしてパニック起こしやすくなるし。

眠いけど、やっぱり必要なのは必要なのです。

 

先生曰く、ミオクロニー発作の場合、通常は少なくとも1.5ミリくらいは飲むらしいです。

如月は今0.3ミリだから、通常の1/5の量ですね。

発作を抑えられる量まで飲むのは、まだまだ先ですねぇ…(´・ω・`)

 

自立支援医療が上限に達していて、支払いもなかったので、スムーズに帰宅でき、時間があったので、急遽歯医者にも行ってきました。

 

歯医者さんへ 

 

5日ほど前から、左上の歯がすこしかけた気がしていたので、もし空いていれば…と思って電話をしたら、「すぐ来てください」とのこと。

歯医者に行ったら、上着を脱ぐ間もなく診察室に呼ばれました。

 

衛生士さんが先生に「歯が欠けたそうです」と伝えてくれたので、先生が来てすぐ「どこ欠けた?」と聞かれました。

前回点検してから20日しかたっていなかったので、先生から「また欠けたんか」オーラが(笑)

 

診てもらったところ、やはり欠けたというか、穴が開いた感じになっていたようです。

歯自体が欠けたのではなく、前に神経を抜いて詰めたプラスチックの部分が欠けていたので、削ってまたプラスチックで詰めてもらいました。

 

削ってる途中、先生が「苦労して神経抜いたの覚えてる」って言ってたなー(笑)

あと、「昔に比べたら、ずいぶん器具が入れられるようになった」と褒められ(?)ました。

N先生だからだよ…。

N先生が、信頼に足る人だと認識したからだよ…。

本当は逃げたいけど、我慢してるんだよ…頑張ってるでしょう?

他の人だったら、間違いなく手を払いのけてるよ…。

心の声でそう言って起きました(*^^)v

 

今回は詰めたけど、何回も欠けるならやっぱりかぶせないといけないそうで。

そうなると、やっぱり障害者歯科センターに行かねばならないようです(´・ω・`)

とりあえず、今回はセンターは免れましたが。

 

今日は先生がご機嫌で、ちゃんとかまってくれました(笑)

前回は、やる気なくて構ってくれなかったのに。

大雨だったからかな~(笑)

 


病院を二軒ハシゴして、疲れました。

歯が治ったので、とりあえずほっと一息。

昼からのんびりしようかなー。

 

 

 

絵の新作「走り出す」

絵の新作が完成しました。
「走り出す」です。
 
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バイクに乗る阿修羅さん。

盗んだバイクで~ってね(笑)

 

ちなみに、阿修羅さんが持っている旗は、信号旗の「J」。

「本船を避けよ」という意味です(笑) 

 

次は何を描こうかな…。