kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

色水が怖い

水に色がついているのが嫌

 

私、水に色がついているのが嫌なのです。

ジュースとか、観賞用の道具の水に色がついているのは好きなのですが。

トイレの水とか、お風呂の水に色がついているのが、気持ち悪くて仕方がないんです。

 

トイレの洗浄剤

 

トイレの水を流すと、洗浄剤が一緒に流れて、便器を綺麗に保つっていう製品、ありますよね。

あれ、無色のもありますが、色がつくものも結構あります。

昔は特に、えげつない青色のものが多かった。

その水が、トイレの水を流すたびに大量に流れていくのが、なぜかとても怖いんです。

これは、親がはじめて使った時から、ダメでした。

 

入浴剤

 

あと、入浴剤にも、色つきのものが多いです。

あれもダメ。

何だか、お湯に浸かっていても、落ち着かないんです。

こちらは、最初は大丈夫でしたが、だんだんと嫌いになりました。

もしかしたら、嫌な色の物を使ったからかもしれません。

 

筆洗いの水

 

あと、水彩絵の具を使った後に、筆を洗った水は嫌いだったなぁ。

一色二色くらいまでならいいんですが、筆を洗うたびに、どんどん色が濁って、それを見てると吐きそうになる。

図工の時間は結構苦痛でした。

 

オイルタイマーは好き

 

色水が落ちてくるオイルタイマーなんかは平気なんですけど……。

何が違うのか、自分でも分かりません。

 

違いはなんだ?

 

もしかしたら、大量の色水が怖いのかも。

小さい透明の容器に入れて、それを光に透かして見るのは好きだけど、大量の色水は透明度が下がるから嫌なのかも。

トイレの場合は、水の流れが怖い上に、その水に色がついていて余計に恐怖感が増大したのかも。

 

とにかく、色のつく、トイレの洗浄剤は、今でも断固拒否。

それしか売ってなかったから、しばらく我慢して、と言われようものなら、トイレに行くたびにイライラ。

うーん、自分でも理由が分からない、謎の恐怖。

一体なんなんでしょう?(笑)

男性の声が怖い

男性の声がなぜか怖い

 

私は、男性の声が聞こえると、とても居心地が悪くなるんです。

特に、60代くらいの男性の声。

 

最初は、理由が分かりませんでした。

でも、最近、やっと理由が分かりました。

理由は、二つあります。

 

大きな声が怖い

 

一つは、声が大きいこと。

60代くらいの男性は、気が短い人がちょこちょこいます。

そのため、すぐに声を荒らげるんですよね。

そうすると、声は自然と大きくなります。

自身の耳が遠くなり始めていて、声が大きくなってきているというのもあるのかもしれませんが。

その声が、私にとっては恐怖であり、痛いのです。

 

声が低い

 

もう一つは、声が低いこと。

最近、テレビ番組で知ったのですが、男性が声変りをするようになったのは、類人猿から人類へと進化した後らしいのです。

なぜ声変りをするのか。

それは、敵を威嚇するには、低い声の方が効果があるから、らしいのです。

犬のうなり声って、怖いですよね。

あれも、威嚇するときの声です。

 

低くて大きな声を出す。

これって、完全に威嚇するときの行動です。

本人たちは、無意識なのでしょう。

 

そして、大多数の現代の人間は、本能を忘れて生きています。

だから、あまり気にすることもないのかもしれません。

 

本能が強い人たち

 

でも、ASD(自閉症スペクトラム)の人間は、大多数の人間より、本能が強いのです。

だから、私は、「低くて大きな声」を、本能的に恐れているのだと思うのです。

そうとしか思えません。

 

恐怖を感じる

 

外で近所のおじさんが奥さんか誰かに文句を言っているのを聞くだけで、理由もなくイライラします。

そわそわして、逃げたくなります。

家の中でも、父親の声が床や壁、天井を伝って(階下での話し声も、天井→床と伝って聞こえます)聞こえてくると、とても不安定になります。

とにかく、声を聞きたくないのです。

本当に、落ち着きません。

本来聞かなくてもいい音まで聞いてしまう聴覚過敏が、拍車をかけています。

 

全部がダメなわけではない

 

どの男性の声もダメだというわけではないのです。

おそらく、周波数の違いだと思うのですが、大丈夫な声もあるのです。

あと、声量の問題と。

周波数が低ければ低いほど、声量が大きければ大きいほど、怖いようです。

周波数が低くても、トーンを落として話してくれる人の声は、大丈夫なのです。

感情的になられると、女性の声でもダメなときもあります。

 

結構いる

 

バリバラという番組で、聴覚過敏の話が出たときに、ツイッターで同じく聴覚過敏を持つ人と話しました。

そのうち一人は、やはり男性の大き目の声が苦手だと言いました。

そして、兄弟が声変りをしてから、兄弟の声もダメになった、と。

 

それを聞いた私は、私の仮説は正しいのかもしれない、と思いました。

私たちは、本来人類が持ち合わせている本能が、特に強く表れている人間なのだろう。

だからさまざまなことに恐怖を抱き、自分の身を守るための行動にでるのだろう。

と考えているのですが、それが正しい気がするのです。

 

常に安全であろうとしている

 

要するに、安全側を取っているわけです。

多くの物を安全だとみなすより、多くの物に危険を感じていた方が、本当に危険な目に遭う確率は、低くなります。

感覚が、油断せずに生きている、野生の動物と同じだと思うのです。

 

もし、世界がノアの方舟のような状態になった時。

生き残るのは、異常を早急に察知した、ASD者なのかもしれません。

触られるのが嫌い

触られるとぞっとする

 

私は、人に触られるのがとても苦手です。

相手がよく知っている人であっても、嫌なのです。

 

たとえば・・・。

誰かが何かに気付いていないとき、声をかけても気付かないとき、その人の注意をひきつけるために、その人の腕や肩に触れて知らせることって、ありますよね?

私は、そういう触れられ方でも、とても不快に感じます。

相手が女性であれ男性であれ、とても不快です。

 

突然触られて驚くことはもちろん、触れられること自体が苦痛なのです。

理由は分かりません。

ただ、直接肌に触れられるわけではなく、服の上から触れられても嫌なのです。

何となく、痛いと感じます。

静電気でバチッ!となる感覚に似ています。

 

触り方次第では大丈夫

 

でも、手のひら全体でごしごしこするように触れられるのは、不快感はありません。

ふわっと触れられると、ぞっとして、叫びたくなります。

思わず、触っている人の手を、払いのけたくなります。

力を込めて触れられるのは、そんな不快感はありません。

 

それは離れていても同じで、隣の人と距離があるにもかかわらず、私はそっと触れられているような不快感を覚えます。

実際には触れられていないにもかかわらず、です。

体中がぞわぞわして、落ち着かなくなります。

 

夏などは、近くにいる人の体温が、空気を通して伝わってきて、すごく気持ちが悪いです。

その人が発する熱を、私の皮膚は敏感に感じ取るようです。

 

触れるときは、ぎゅっと

 

そっと触れられるのは、まるで虫が皮膚に止まって、わさわさ動いているように感じられます。

でも、しっかり触られると、「あぁ、触れられているな」と感じることができるので、不快ではないのかもしれません。

 

自閉っ子が触れられるのは嫌がるのに、ギュッと抱きしめられるのは喜ぶ、というのはこういうことなのかもしれません。

 

皮膚の過敏なのか、それ以外の理由なのか。

実に不思議な感覚です。

偏食

偏食

 

食べ物の好き嫌いは誰にでもあると思います。

しかし、発達障害の人には、より偏食が多いといわれています。

味が嫌。

食感が嫌。

見た目が嫌。

理由は、いろいろあるでしょう。

 

肉が嫌い

 

私は、幼稚園のころ、肉が食べられませんでした。

噛む力がなかったことと、そのためにいつまでも口の中に残り、最終的には繊維の塊になってしまうことが、原因でした。

塊になってしまうと、今度は飲み込まなければなりません。

でも、私は大きな塊を飲み込むのが苦手です。

未だに、カプセルや、大き目の錠剤は飲めません。

喉の奥が突かれて、吐きそうになります。

 

大玉の飴も、ダメです。

氷の塊も、口の中に入れ続けることができません。

ある程度小さくないと、異物認識されて吐き出してしまいます。

 

それと同じで、肉の塊が飲み込めなかったため、肉が嫌いでした。

今は、好きですよ(笑)

 

繊維質の野菜が嫌い

 

それと同じく、ホウレンソウも苦手でした。

ホウレンソウ自体は、好きなのです。

でも、時々、繊維質でバシバシのホウレンソウ、ありますよね?

そのバシバシのホウレンソウが、口の中で繊維だけ残り、飲み込めないのです。

そういうホウレンソウは、ダメでした。

今でも、小松菜はそういう風に感じて、食べられません。

 

歯ざわりがダメ

 

そうそう、野菜で言えば、インゲン豆が大嫌いです。

特に、冷凍ではなく生のインゲン豆をゆでたもの。

噛んだ時に、歯とこすれてキュッっという音が鳴ります。

あの音と、歯とこすれる感覚に、身の毛がよだちます。

体中を蟻が這い回るような、気味の悪い感覚に襲われます。

 

ねばねばが気持ち悪い

 

あと、納豆やオクラ、メカブ、とろろなどのねばねばした食べ物が食べられません。

これは、味や匂いではなく、ねばねばした感触がダメなのです。

口の中でねっとりまとわりついてくるのが、すごく気持ちが悪いのです。

 

触覚の問題も?

 

もしかしたら、口の中の触覚の過敏が、影響しているのかもしれません。

歯医者さんも、ダメですから。

 

わがままではない

 

小さなこどもの、食べ物の好き嫌いに、困っている方も多いでしょう。

好き嫌いの理由はいろいろあると思いますが、もしかしたら、こういう感覚の異常から来ているのかもしれません。

タダのわがままではない場合もある、ということを分かっていただけたら、と思います。

体温調節が苦手

体温調節のこと

 

私は、どうも体温調節が苦手なようです。

体温調節が苦手な自閉っ子は、多いようですね。

 

たとえば。

私の平熱は、冬は36.0~36.5度くらい。

夏は、37.0~37.5度になります。

冬と夏で、1度違います。

今までずっと、蛇やカエルのような変温動物だと言われてきました。

 

寒いとき

 

冬の寒い日は、外出から帰ると冷え切ってしまいます。

体温は、下手をすると35度を切ります。

外気で冷やされ、身体まるごとキンキンに冷えてしまいます。

そして、寒すぎて却って汗をかいてきます。

凍死する前は汗をかいたり、暑く感じたりすると言いますが。

凍死一歩手前ってことでしょうか……。

 

暑いとき

 

夏の暑い日は、外気で熱せられ、アツアツになります。

脳みそがゆだって、頭から湯気が出そうです。

常に熱中症になっているような状態です。

30度を超えたら、もうダメ。

こうなったらもう、身体の中に冷たいものを入れて、中から冷やすしかありません。

氷や凍らせたゼリーで何とかしのぎます。

仕事中でも、暑いともう頭痛とめまいとで大変です。

頭が回りません。

 

クーラーをつけたらつけたで、最初は冷えていいものの、だんだん冷えすぎて体が冷たくなります。

冬に手足が冷たくなるのと同じ状態になります。

 

緊張したり興奮したとき

 

緊張したり興奮したりしても、一気に体温が上がります。

一番緊張する歯医者さんなんかだと、凄い勢いで上がります。

麻酔する前なんかは、必ず熱を測らされるのですが。

家で測ると36.5度。

センターで測ると、38.3度。

毎回、そんな状態です。

ほんの20分ほどの差で、そんなことになります。

 

体温調節機能が壊れている

 

体温調節の機能が破たんしているとしか考えられません。

どうやって対処すべきか。

冬は、カイロやヒートテックを利用します。

それでも、寒いです。

夏は・・・。

とにかく冷たいものをなめる、それも舌の裏でなめると効果的。

後は、首筋を保冷剤で冷やす。

それも、家でならできますが、職場では無理。

困ります。


のどの渇きがわかりにくい

 

あと、私は喉の渇きが分かりません。

口が渇く、程度の感覚です。

夏でも、朝起きて70mlほどのジュースを飲み。

お昼ご飯の時に100mlほどの麦茶を飲み。

おやつに125mlのジュースを飲み。

晩御飯の時に、200mlほどの麦茶を飲み。

風呂上りに、100mlほどの麦茶を飲む。

これで合計、1日に、600mlです。

本来は、2リットル取るべきなんしたっけ?

 

よほど危険な状態でない限り、水分を取りたい欲求はありません。

病院でも、低血圧で脱水になりやすいから、水分取りなさいと言われるけど。

そんなに大量に飲めるものでもないし。

 

だから、夏はすぐにバテるんですよね。

分かってはいるけど・・・・・・。

 

体の欲求に無頓着?

 

身体が欲した時に、欲したものを食べたり飲んだりすればいい。

最近、そう思うようになって、余計に食に無頓着になってるのかもしれない。

食べたくないものは、体に合わないものだ、というのが、最近感覚的に分かってきたから。

しかし、それでは体が壊れてしまいます。

もう少し、きちんと自分の体の状態を意識的にモニタリングしなければなりませんね。

 

 

絵の新作「ハトホル」完成!

絵の新作が完成しました。

「ハトホル」です。

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ハトホルは、古代エジプト神話における、愛と美と豊穣と幸運の女神です。

 

↓線画

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↓完成

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ガネーシャを描いてから、神話系の絵を描いてみようと思うようになりました。

何を描いたのかわかるように工夫するのが大変ですが、描いていてとても楽しいです。

 

もうすぐ検査入院ですが、入院中に応募する絵を描くつもりです。

 

痛覚過敏・鈍麻

痛覚の左右差

 

私は、痛覚は過敏・過鈍両方入り混じっています。

基本的には、痛みには強い方です。

どちらかというと、鈍い方かな。

ただ、これに左右差があることに気づきました。

 

なぜ気づいたかというと。

虫歯の痛みの左右差があることが分かったからです。

左下の歯が、ごっそり3分の1くらい、欠けたことがあります。

私に関わった歯医者さん3人全員が、「これ、痛くない?本当に痛くない?」と聞きました。

私が、「痛くない」としか言わないので、「痛かったら、痛いって言っていいんやで?」とも言われました。

別に、我慢していたわけではないんですが(笑)

欠けてから治療まで、その時は半年近く待ちましたが、その間一度も痛くなることはありませんでした。

 

その後も、右側の歯の虫歯は、どんなに小さくても、私は痛みを自覚して訴えることがありました。

先生が気付かないような虫歯でも、詳しく調べると虫歯があったということもありました。

しかし、逆に左側に大きめの虫歯があるにもかかわらず、私は痛みが分かりませんでした。

 

そんなことがあり、どうも口の中でも、左は痛みがわかりにくく、右は敏感に痛みを察知するのでは、と思い出しました。

 

注射の時

 

そして、注射をしてもらう時のことを、思い出しました。

血液検査の時、最初は右腕を出していました。

私は、採血すると、そのあと腕がしびれて怠く、丸一日腕が使い物にならなくなるのです。

筆記具も使いづらくなります。

凄く上手な人がすると、大丈夫なこともありますが、基本だる重くなります。

なので、利き腕の右腕をやめて、ある時から左腕を出すようになりました。

最近は、どっちの腕がいいか、聞いてくれますし。

 

怠くならないようにと左腕を出し始めたのですが、しばらくして、右腕で採血するよりも、左腕で採血する方が、痛くないことに気づきました。

たまたまうまい人に当たっているのかと思いましたが、どうもそうではなさそうでした。


過敏と鈍麻が入り混じっている

 

虫歯のことと、採血のこと、両方の経験から、私の身体の右半分は痛みに敏感で、左半分は痛みに鈍感なのではないかと思いました。

まだ、全身の痛みに関して検証したわけではないので、左半身、右半身と完全に分けることはできませんが、部分的に敏感な部分と、鈍感な部分が入り混じっているようだということは分かりました。

 

何とも不思議な、痛みの感覚です。