kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

発達障害者支援システムの構想

イデア

以前、お友達のもりちゃんが、こんな記事を上げていました。

 

まずは、ご一読ください↓

morikanoko.blogspot.jp

 

そうなんです。

こういうシステムが、発達障害者の日常生活や社会生活への支援に、必要なんじゃないかと思うんです。

 

 支援の形

 

発達障害者(特に自閉症スペクトラム障害の人)は、音声認識が苦手な傾向にあります。

特性として、視覚的認識に優れている方が多いといいます。

(もちろん、視覚より聴覚優位の方もいらっしゃいますし、視覚も聴覚も弱く、嗅覚優位という方もいらっしゃいます)

 

現在、いろいろな相談機関では、主に電話でのやり取りが主体となっています。

メールでの相談受付もありますが、どうしてもメールの特性上、返事がリアルタイムで来ないこともあります。

 

コミュニケーションに不具合を抱えている発達障害者の場合、電話でのやり取りには、困難が伴います。

直接会って話すよりも、電話でのやり取りが難しいのは、健常者の方でもお分かりいただけると思います。

・顔が見えない

・口の動きを読み取ることができない

・一度、声が電波に変換されているので、いつもとは聞こえ方が違う

など、様々な要因で、電話を通してのやり取りは、難しくなります。

 

そんなとき、もりちゃんのいうように、LINEのようなシステムで、困ったときにヘルプ!と叫べば、知識のある人が即時に助けてくれるような、そんなシステムがあるといいな、と思うんです。

 

パニックになって、口から言葉が出なくなってしまったとき、「電話をかける」というハードルの高い作業をすることは、難しいです。

その場合、文字としてアドバイスをうけられるシステムは、非常に役に立つものであると考えます。

 

多少のタイムラグは仕方ありませんが、その場で、回答できる人が回答し、アドバイスをする。

それは、専門家でもいいですし、ピア(当事者)サポーターでも構わないと思っています。

 

得意を生かして支えあう

当事者であっても、困っている人ばかりではなく、こういった問題解決に向いている人もいますし、様々な知識を持ち合わせている人もいます。

そういった当事者が、困っている当事者を助ける。

 

また、普段は回答する側であっても、何か困ったことがあれば、ヘルプを出す側に回ることもできる。

逆に、いつもはヘルプ出す側だけど、答えられるときには回答する側に回る。

そういうシステムができれば、すごく役に立つんじゃないかと思うんです。

 

医学的なこと、制度的なことは、社会福祉士や心理士、医師などの専門家の手助けが必要でしょう。

また、運営に関しても、詳しい人が行う必要があると思います。

 

専門家、運営者、そしてピアサポーター、利用者が一体となり、情報を共有し。

「たすけて!」と言えば、誰かが答える。

そんなシステムが構築できれば、少しは生きやすくなるのではないかと思います。

 

また、私は、もともと役所の案内係として働いていたこともあり、様々な情報収集のノウハウや、情報提供のノウハウを持ち合わせています。

うまく説明できない人を相手にしても、必要としている支援を聞き出す力も、訓練されているつもりです。

ですから、そうした仕組みに関わり、仕事にできればいいな、とも思っています。

 

LINEなどの通信を使えば、自宅にいてもシステムに関わることができます。

発達障害当事者の仕事としても、成り立つのではないかと考えています。

 

こうした取り組み、どなたか運営してみようという方、いらっしゃいませんでしょうか。

本当は、私自身が行動できればよいのですが、運営となると極端に苦手な分野となります。

また、体力がないため、様々な手続きなどを行うことも困難です。

 

こうした新しい支援の形が生まれればいいなと思っています。