kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

はじめての就職活動

就職活動

 

大学3回生の秋。

はじめての就職活動が、始まりました。

このころは、10月から始まっていました。

 

大学でのセミナー

 

まず、大学で就職活動のためのセミナーが、2回開かれました。

そこで、履歴書の書き方などを教わり。

後は、個別で学生支援課で相談に乗ってもらっていました。

そこは、履歴書の添削も厳しく。

志望動機や、自己PR欄も、何十回と書き直しさせられるという噂でした。

しかし、私は2・3回でクリア。

文章表現力は、あるのです(笑)


少しずつ就活を進める

 

私は、吹奏楽部に所属していて、その引退が12月上旬でした。

それまでは、ちょこちょこ、合同で開かれる説明会に行っていました。

大学の友人、チセ・アイと一緒に行くことが多かったかな。

チセと私で行っていたら、会社説明会帰りにアイが合流したこともありました。

そんな時は、3人で帰り、三条の駅にある定食屋さんでご飯を食べて帰ったりしていました。

それを楽しみに、活動していました。

 

本格的に就活が始まる

 

12月中旬。

部活を引退し、本格的に就活を始めました。

京都産業会館で、合同説明会(略してゴーセツ)がありました。

家からは地下鉄で15分ほどの距離。

見慣れた場所でした。

私は、アイ・チセ・イツミ・ハツエと一緒に、出掛けました。

そして、いろいろな会社のブースを見て回りました。

 

ぶっ倒れた

 

この時、部活の定演を終えた直後で、かなり疲れていて。

立見席で話を聞いている間に、気分が悪くなって。

それでも、その場にしゃがみ込んで、最後まで聞いていました。

そのあと、空気も悪いし、とりあえず外に出よう、と4人と外へ向かう間に、どんどん気分が悪くなり。

目の前が黄色くなり、視界の端がどんどん黒くなり、視界が狭まっていき。

吐きそうになりました。

 

倒れる一歩手前で、アイがあいていた洋式トイレに放り込んでくれました。

トイレは混んでいたけど、アイが「気分悪い人がいるんで先はいらせてください!」と言って、順番抜かしをさせてくれました。

こういう時、お母さんみたいな(って言うたびに、「産んだ覚えはありません!」って言われるけど・笑)アイがいてくれるのは、心強かった。

 

何とか持ち直し、トイレの外に出ると、トイレの入り口でアイとハツエが待っていてくれました。

チセとイツミは、離れたところにいました。

アイが、私を医務室へ連れて行ってくれました。

ゴーセツなので、医務室が用意されていました。

医務室にはすでに、一人ベッドに横になっているので、と応接室のソファで寝ることに。

脳貧血だろう、と言われました。

アイがペットボトルの水を持ってきてくれて。

暫く休憩していました。

 

そして、体調が戻ったので、医務室のスタッフさんにお礼を言って外に出て。

4人に連絡をして、目処がついたチセと落ち合いました。

そのあとは、私ももう切り上げることにして。

全員が終わるのを待ちました。

私はみんなにごめんと謝って。

ハツエが、「○○ちゃん(私のこと)、ホントに真っ青で、心配したよ~、こわかったよ~」と半泣きに(笑)

 

そんな感じで、就活が幕を開けました。


続く就活

 

そこから、いくつものゴーセツや、会社説明会に行きました。

地元のゴーセツなども、行きました。

色々と、会社を受けました。

私が受けたのは、エントリーシートも入れて、30社くらいかなぁ。

その中で、2次に進んだのが5社くらい。

最終選考に進み、内定を頂いたのが2社でした。

アイは、100社以上受けていました。

 

暗記で臨んだ面接

 

面接は、苦手な分野です。

話し言葉のみだからです。

だから私は、前もって、聞かれる可能性の高いことの回答は、すべて文章に書き起こし。

暗記していました。

20パターンくらいは、頭の中に保存していました。


内定

 

4回生の5月。

私は、生命保険会社の営業と、地元大手スーパーに内定を頂き。

どちらかに決めることになりました。

スーパーは、遠い親戚が勤務していて、厳しいという話を聞いていたことと。

生命保険会社は、学校のあっせんもあり、先輩もいるということで、生命保険会社に就職することになりました。

イツミも、最終的に私と同じ会社に内定をもらい。

アイも、同じ会社の東京で内定をもらいました。

何とか、大手の会社に就職することが、できることになりました。

 

10月。

内定式に行きました。

すると、私とイツミと同じ歴史学科の、同じ苗字の子が、もう一人いたのです!

この子を、ナナエとします。

 

内定式は、名前の順に座らされました。

私は、イツミと一緒に行きましたから、二人でナナエを見つけてびっくり!

同じ苗字同士、一緒にがんばろう、と約束しました。

 

この会社の人事の人も、同じ大学で同じ苗字の私たちを、「ややこしい!」と言いました(笑)

 

社会人に

 

そして、4月。

私たちは、大きな不安と期待を胸に、新社会人として、スタートを切りました。

 

(ここからは、社会人の項目へとつながります)