自閉症スペクトラム障害と障害者手帳・障害年金
自閉症スペクトラム障害は、障害者手帳や障害年金の対象になる?
自閉症スペクトラム障害の人で、ちょくちょく悩んでいるのが障害者手帳や障害年金のことです。
自閉症スペクトラム障害で、手帳を取れるのか?
年金を受け取れるのか?
そういった悩みを、ちらほら耳にします。
障害者手帳
自閉症スペクトラム障害でも、取得可能です。
きちんと診断書の項目にも、あります。
自閉症スペクトラム障害の場合、取得できるのは「精神障害者保健福祉手帳」です。
(※知的障害を伴う場合は、療育手帳の申請が可能です。また、地域によっては、知的障害がなくても療育手帳の対象になる場合もあります)
ただし、自閉症スペクトラム障害のみで取得するのは、まだ難しい場合が多いです。
そのため、二次障害がある場合は、二次障害をメインにして申請することもあります。
精神の手帳を申請するには、初診から半年が過ぎていることが条件です。
詳しくは、また手続き関係のところでご紹介します。
障害年金
障害年金についても、自閉症スペクトラム障害での申請が可能です。
ただし、こちらも受給はかなりハードルが高いです。
また、初診時に加入していた年金制度によって、受給できる可能性も変わってきます。
二次障害があり、そちらで年金の申請をした方が通る確率が高い場合、二次障害をメインにして申請することもあります。
初診から1年半が経過していれば、申請は可能です。
通る可能性があるかどうかは、主治医と相談してください。
あとは、自分の作文力と、年金機構の判断次第です。
受給できるかどうかはともかく、申請は可能です。
主治医と相談して、年金を受給できる可能性があるなら、申請してみるのも一つの手だと思います。
私の手続き関係の記録を、「自立支援医療・手帳・その他手続きのこと」の項目にまとめます。
後日アップしますので、よろしければ、そちらをご覧ください。
医師は福祉関係に詳しくはない
手帳の申請について、「メリットがない」という医師もいるかもしれません。
しかし、医師は福祉関係の制度について、詳しくありません。
手帳を取得することで受けられる支援もありますし、金銭面で助かることもあります。
手帳を取得するかどうか。
年金を申請するかどうか。
それは、自分で調べて、考える必要があります。
手帳については、お住まいの地域の役所へ。
年金に関しては、年金機構へ問い合わせてみましょう。