kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

自分のための絵

しばらく更新が停滞しておりました。

医療費が2か月で4万円という通知が、市役所の健康保険課からとどいて、びっくりしている如月です。

 

決してむだに病院にかかっているわけではないし、どの病院も切ることができないものばかりです。

慢性疾患もあるので、どうしても医療費がかさみます。

医療費が生活費を圧迫していて、とてもじゃないけどこの状態で自立することはできません。

親が死んだら、どうやって生きていきましょうかねぇ…。

 

そんな不安もありながら。

いろいろありまして、精神的に不安定です。

季節的にも、非常にフィジカルもメンタルもやられやすい時期なので、仕方がないのですが。

いろいろとうまく行かないことばかりで、くすぶっております。

厄年だから、しかたないんですけどねー(単なる言い訳ですが、こうでも思っていないとやってられません)。

 

 絵のコンテストも、失敗続きで、いろいろ思い悩んでいます。

まぁ、なんとなく原因は分かったので、それを打破しようと奮闘中。

アートって何なんだろうなぁ…って考える日々。

 

そんな中、私の絵には何かが足りないと思っていたんです。

それはおそらく、「インパクト」。

楽しい明るい絵ばかり描いてきました。

それはそれで楽しいですし、面白かったし、上達もしたと思います。

でも、何かが違う。

 

ふと思い出したのが、強烈なインパクトを持っていて、もう10か月も頭から離れない、ある人の絵でした。

アールブリュットのアーティストとしてテレビで紹介されていた、魲(すずき)万里絵さんの絵です。

何とも言えないおどろおどろしさというのか、生々しさというのか…。

とにかく、すごいんです。

まず、モチーフにびっくりするんですけどね(笑)

彼女の絵を見て、「あぁ、こういう絵を描いてもいいんだ」と思ったのです。

 

あんな感じの絵が描きたい。

不安、恐怖、やりきれなさ、もやもやした感情。

これらを表現する術がほしい。

そこで思い出したのが、一時描いていた仏像系の「怖い」と言われた絵。

あの描き方は、提出する絵としてはやめてしまいましたが、「自分の為に描く絵」として、救済することにしました。

 

ただ、お仕事としてするお絵かきは、やはり売れてなんぼのものですから、明るく楽しい絵、一般受けする絵でよいものを描いていくのが良いと思います。

公表する絵で、人に恐怖を与えるような絵を描こうとは思いません。

 

でも、不安や恐怖などの負の感情も、大切な私の一部なんです。

それらを吐き出していかないと、バランスが取れなくなってきているように感じます。

暗くて不安定な絵を描きながら、明るく楽しい絵も描く。

これで、バランスが取れるんじゃないかと、期待しています。

 

それで、実際に「不安・恐怖」をテーマに絵を描いているのですが、とにかく止まりません。

絵を描きたくて仕方がないというか、いったん感情を吐き出しかけてしまうと、堰を切ったように、止まらなくなってしまいました。

半ば強迫的に絵を描いている状態ですが、楽しくて仕方がありません。

 

 精神的に不安定な時は、不安定なりの絵を自分の為に描いて。

比較的安定して調子のよいときは、楽しい明るい絵を人の為に描くようにしていこうかな…と考えています。