うつの時・躁のとき
気分の上下
秋ごろには少しテンションの高い状態が続いていて。
元気で、いろんなことに意欲的になれていました。
しかし真冬になり、またテンションが落ちて、動きにくい日が続いて。
春になり、怠くてたまらない日が続いています。
双極性障害の気があるようです。
躁状態は重くはなく、軽い躁なので、年金などの手続きの時には「うつ」で申請しています。
双極性は判断が難しいみたいだし、先生もまだはっきり言い切れないのかも。
医大の精神科では、自閉由来の気分の上下ではないかと言われました。
躁とうつを繰り返すと、本人がしんどいのはもちろん、多分周りの人も振り回されるんだろうな、と思います。
周りの人が振り回されないために、ということで、今はうつの薬を飲んで、反動で躁が酷くなるのを押さえている状態です。
ひどいときは、エビリファイを頓服で投入しています。
どんな感じ?
うつの時の状態と、躁の時の状態って、どんな感じなのか。
周りの人にはなかなか分かってもらえない感覚だと思います。
これならわかりやすいんじゃない?っていう説明を思いついたので、書いてみようと思います。
あくまで、私の主観ですけれど。
思いついた説明というのは、エンジンとモーターを使った説明です。
車で説明するのがいいかと思ったんですけど、車ではちょっと仕組みが合わないので。
ハイブリッド車なら合うかもしれませんが…。
ここは、私の好きな、潜水艦で説明しようと思います。
ここでいう潜水艦は、原子力で動くものではなく。
日本の所有する、ディーゼル潜水艦です。
前提として。
潜水艦は、エンジンで電気を発電し、それを「電池」に溜めます。
航行時にはエンジンを切り、電池に溜めた電気を使って、モーターを動かし、動力を得ています。
エンジンは大きな音が出ますが、モーターはそれに比べてずっと静かだからです。
隠密行動をする潜水艦にとって、「音を出す」というのは自殺行為です。
エンジンで電気を発電→電池に蓄電→電池でモーターを回して動く
そういう仕組みになっています。
さて。
では、それがうつと躁の説明にどうかかわってくるのか。
私が思うに、躁とうつが繰り返すのって、まずエンジンが一定で動いていないのではないか、と思うのです。
燃料の供給の問題か。
或いは取り込む空気の量の問題か。
それは、分かりません。
が、とにかく、電池を充電するためのエンジンが一定で動いていないと思うのです。
エンジンが一定で動いていないと、電池の充電も、当然一定ではありません。
あるときは、エンジンの調子が悪くて、充電が上手くいかない。
またあるときは、エンジンが絶好調で、蓄電できる量を越える電気を、発電してしまう。
エンジンの調子が悪くて、充電がフルにならないときは、電池の残りが少ないので、スクリューをしっかりと回すことができず、動力が確保できません。
人間でいうと、身体が上手く動きません。
頭も回りません。
そう、ちょうどうつの状態に陥るのです。
エンジンが絶好調で、蓄電できる量を超える電気を発電してしまうときには、まず電池に収まりきらない電気が、あふれかえっています。
そのままでは電池が壊れてしまうので、モーターを回して電気を消費しようとします。
しかし、あまりの発電量の多さに、モーターが回りすぎて、スクリューを回し過ぎ、猛スピードで動き回ることになります。
そして、度を越えるとモーターもスクリューも破損してしまいます。
人間でいうと、異様に行動的になり、ハイテンションになり、破滅に向かう。
これが、躁の状態です。
もし、潜水艦みたいに、エンジンがどこにあって、何の理由でエンジンの回転数が一定にならないのかが分かれば、調整もできるかもしれません。
しかし、人間のエンジン(主に脳)は、何の理由で回転数が一定にならないのか、まだはっきりと原因が分かっていない、というのが実情のようです。
エンジンが暴走しないよう、バランスを取れるようにずっと見張っているような薬はありますが。
自動で調整できるようにするには、なかなか難しいものがあります。
最近はうまい具合にエンジンが回って、充電もいい感じだな~、と思った矢先に、またバランスを崩してしまったり。
なかなか、うまく動いてくれません。
私は、この方法が、自分の「躁」と「うつ」を説明するのに、一番良い気がします。
いかがでしょうか?