kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

気分・体調管理表

自作の気分表で受診

私は、病院を受診するときに「気分表」を持っていきます。

気分表は、自作のものを使っています。

メンタルクリニックに行っても、自分の状態をうまく話せないため、先生とのコミュニケーションツールとして利用しています。

 

最初の頃は、単なるメモを先生に渡していたのですが、躁鬱の波が激しく出た時期があり、そのころに、自分の気分や体調を把握するために作りました。

それをそのまま病院に持って行くようになった、という経緯です。

 

気分表

気分表は、こういうものです↓

Excelでちゃちゃっと作った、簡単な表です。

上下二段に分かれていて。

上の段に1週間分。

下の段に次の1週間分。

 

私の受診ペースは2週間おきなので、この仕様になっています。

また、受診日は基本月曜日なので、月曜日始まりになっています。

日付の記入欄は、空白になっているので、何曜日からでも始められます。

1週間分を拡大するとこんな感じ↓


表は、ゼロを中心に、マイナス5~プラス5までの10段階表記。

朝昼夜それぞれの時間帯の状態を書き込めるようにしています。

日内変動が分かりやすいようにしました。

 

赤い線が気分の上下。

見えにくいけど、赤い線の下にある黒い線が、体調の上下。

 

躁鬱の波が激しかったころは、赤い線がゼロを超えることもありましたが。

今は割と安定しています。

 

私の調子がいい時というのは、気分がだいたいマイナス2くらいに保たれている時です。

なので、マイナス3くらいを平行移動している現在は、安定はしているけれど調子はもう一つ良くない状態ですね。

 

体調は、マイナス5~マイナス4のあたりをうろうろ。

毎日ぐったりしています。

 

グラフの下の自由筆記スペースには、その時の状態を詳しく端的に記入します。

頭痛があったとか。

イライラしたとか。

眠気が酷いとか。

体調に関することで、そこに書ききれないことは、グラフの空きスペースにも記入しています。

 

そして、欄外の上の部分には、天候を記入。

天候によって、気分も体調も左右されますから。

薬の変更があった時は、薬の名前と、飲んだ量も記入。

 

欄外の下の部分には、その日の様子が一目でわかるよう、アイコンを。

最近は体調が悪いことが多いので、ナメクジが並んでいます。

もっと体調が悪いと、アメーバになったり、

少し調子がいいと、私の似顔絵が登場したりします。

ナメクジの絵、先生に好評です(笑)

 

そして、欄外の右側。

こちらは、何でも書いていいスペースです。

嬉しかったこと。

嫌だったこと。

発見したこと。

日常生活のこと。

身の周りで起きたこと。

体調に関することで、長文になること。

 

時々、落書きもします。

完全なフリースペースです。

 

上手に診察を受けよう

この気分表を使い始めて、4年くらい経ちました。

先生とのコミュニケーションツールとして、完成状態にあります。

これを見せることで、先生も私の生活の状況や、体調の変動が手に取るようにわかる。

すごく好評です。

「患者さんみんな、これ使ってくれたらいいのに~」と言われます(笑)

 

2週間前の体調なんて、自分でも覚えてないですからねぇ。

「どうですか?」

「変わりないです」

のやり取りになりがちですが。

気分表を見せることで、詳細がはっきりわかる。

 

先生にとっては、判断材料が増えるし。

私にとっては、いちいち長々と話さなくて済む。

お互いにとって、メリットがあります。

 

細かい文字を、時間をかけて、ちゃんと読んでくれる先生だから、使えるツールなのかもしれませんが…。

こういう方法もあるよ、ということで。

参考になれば、と思います。