薬が効きすぎる
今回は、飲み薬の話を。
私は、薬剤過敏があります。
それも、極度の薬剤過敏。
自閉系の人には、薬剤過敏がある場合が多々あるそうです。
逆に、薬が効かない過鈍もあるようですが。
副作用で飲めない
発達障害の診断を受ける前にも、胃薬でお腹が壊れたり(ムコスタ以外は飲めない)、バファリンで死にそうになったり、漢方薬でアレルギーが出たり。
(因みに、漢方は食物アレルギーのある人は、飲めない場合があるそうです。生姜で痒くなる人も要注意)
皮膚科でもらうアレルギーの飲み薬も、2種類以外は眠気や頭痛の副作用で全滅したり。
飲めない薬がいくつもあります。
そんな経歴があったので、私の主治医は、はじめて薬を出す時に、結構慎重に量を調整してくれました。
歯科で安定剤のリーゼ1錠を飲んだことがあり、その時に足元もおぼつかないくらいふらふらになったので。
ごく少量の処方
たとえば、セルシン2ミリを、まずは1/4から始めて、大丈夫だったら半分、それでも大丈夫なら3/4、大丈夫なら1錠、という風に、少しずつ増やしていく方法で飲みました。
一旦落ち着いた量が、
・セルシン:2ミリ×1/6(頓服ですが、仕事中に一日二回飲みました)
・メイラックス:1ミリ×1/3を一日に1回。
でした。
通常の量の6分の1くらいでしょうか。
セルシンはそのあと1/4で飲むようになりました。
一度、うつが悪化した時に、薬の量を増やそうとしたこともありますが、上に書いた量が、ぎりぎり寝ない量だったので、増やすことができませんでした。
ちょっとハイになったり、また落ち込んだりを繰り返した時に、気分安定剤のラミクタールが追加になりました。
・ラミクタール:25ミリ×1/3を一日に1回
1日最大400ミリ飲む人もいるのですから、この量は最大成人量の2%ということになります。
そして、てんかんが発覚し。
・デパケン:100ミリ×1/2を一日1回。
を飲みますが、これでは眠気が勝ち、効果は少し。
1/3では、眠気はマシだけど、効果はあまりなく。
1日最大の1200ミリ飲む人から計算すると、約3%の量です。
1/3と1/2の間で調整しようということになり。
・デパケン細粒40%:0.08g
で飲むも、効果なし。眠気も大丈夫で。
・デパケン細粒40%:1.00gに増やし。
ここまで行くと、眠気が勝ってしまい。
・デパケン細粒40%:0.09g
に調整してもらって、飲んでいましたが、効果がないので中止となりました。
その、他の薬はもっと強くて飲めないだろうから、ということで、最終選択肢のイーケプラを試しました。
・イーケプラ:500ミリ×1/4を一日1回
飲むことになりました。
通常一日1000ミリ飲むのですから、通常の12%の量です。
それでも、下痢・腹痛・皮膚のかゆみの副作用が出てしまいました。
体中痒くて、夜中起きてしまいます。
・イーケプラ:500ミリ×1/8
にしてみました。
それでも、副作用は多少マシになるものの、耐えられず、病院に電話し、中止してもらいました。
イーケプラ以外にもう一つ選択肢はあったのですが、それも痒みが副作用としてあるので、使用できず。
あともう一つ、飲んでいた薬があったはずですが、忘れてしまいました。
途中で、処方はシンプルに限るという先生の考えや、静岡てんかんセンターで薬を整理してもらったこと、ADHDも診断がついたことから、今飲んでいる薬は以下の通りです。
・レクサプロ 1/3錠(抗うつ薬)
・リボトリール0.1% 0.3グラム(抗けいれん薬)
の3種類です。
安定剤は、現在は飲んでいません。
あとは、てんかんの影響か、頭痛が多いので鎮痛剤の「ロキソニン」を頓服で出してもらっています。
処方してもらってる薬は、すべて一番効果が緩やかな薬です。
それでも、この量の少なさ!
デパケンが出たときは、世界最小量処方じゃないかって言われました(苦笑)
薬に弱すぎる
内科でも、「ホンマに薬に弱いんやな~」「化学物質過敏だ」と言われました。
おかげで、薬でいくらでも抑えられる喘息も、治療できません。
てんかんだって、薬で治せるのに、その薬が飲めないために、治療ができません。
発達障害の人でも、一般成人量の薬が飲める人もいるのに、なんで私は極端な薬剤過敏なんだろう…って落ち込みます…。
薬が飲めないと、病気になった時に困る。
誰か、私でも飲める薬を開発してくれ!!(笑)