kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

コミュニケーションの工夫

自分の状態がわかりにくい

以前、出かけた先で、自分の電池(体力)の残りがわからずに、帰宅してから電池切れしてしまい、翌日は寝込むような状態になってしまうという、困ったことが起きてしまいました。

行った場所がイオンモールだったこと、しかも日曜日だったことで。

暑さ、人の多さ、喧騒にやられてしまっていたのです。

 

いっしょに行った人は、私がトゲトゲしだしたことには気づいたらしいのですが。

なにが原因であるかがわからなくて対処しようがなかった、とのこと。

 

また、私自身、なんだか変だなとは思ったのですが。

自分の心身の状態を把握することがとても苦手で、「疲れた」とか「もう帰る!」とも言えずにいました。

 

普段はペラペラとおしゃべりで、実況中継せずにはいられない私ですが。

自分の体調や気分を把握したり、言葉にして伝えることは、難しいのです。

そのため、コミュニケーションカードを作って対処することにしました。

 

カードの実例

まずは、内容をご紹介します。

 

 

 

 

 

サイズは、カバンに入れやすいよう、A5にしました。

そして、これを使いやすいように製本しました。

 

 

 

 

もしほかの人に見られても、違和感のないように。

また、気に入って使えるように。

装丁を、絵本風にしました。

 

 

「What’s the matter?」は、「どうしたの?(特に相手の体調を気遣う)」という意味です。

 

一覧表にしたのにも、理由があります。

これを、私と行動を共にすることが多い人に持っておいてもらって。

私の様子が変だと思ったとき。

機嫌が悪そうなとき。

その他、何かありそうなときに、一覧を見せてもらって。

私の状態に当てはまるもの、あるいは近いものを指さして選べるようにするためです。

 

また、一時的に言葉が出なくなることがあります。

その時にも、何が起きているのか伝える方法が必要です。

一時的に文字が読めなくなることがあるので、絵もつけました。

 

単語帳タイプ

逆に、私の方から何か伝えたいことがあるときは、単語帳のようなタイプのカードを使います↓

 

 

簡易のラミネートで加工して、リングでまとめて使っています。

 

周りの状況から、言葉にして伝えることを遠慮してしまうときでも。

こうしたカードを使えば、状況を伝えること、しんどさを伝えることのハードルが下がるのでは、と考えたので、作ってみました。

 

 

これらを使うような事態は、今のところあまり起こっていませんが、いざというときの為に用意しています。