私の経済状況
現在の経済状況について
時々、私はそれなりの収入があると思われていたり、逆に収入がないのにどうやって生活しているのかと質問を受けることがあったので、ちょっと私の経済状況についてお話ししようと思います。
金銭問題をどう解決すればいいのか悩んでいる方もいらっしゃるでしょうし、ほかの人の経済状況がどうなっているのか知りたいという方もいらっしゃることでしょう。
経済状況は、あくまで個人的な情報になりますので、公開できる範囲で書いていきます。
私のスペック
【如月のスペック】
・精神障害者保健福祉手帳2級(年金の等級変更に伴い、3級から2級になりました)
・厚生障害年金2級(当初3級だったものを、等級変更して2級になりました)
・発達障害…自閉症スペクトラム障害(重度ではないが典型的)とADHDのハイブリッド
・知的には正常(知能はごく平均、項目別のIQには開きがあり、上は120くらい、下は90くらい)
・基本的に五感はすべて過敏。痛覚のみ一部鈍麻あり
・コントロール不良、治療が不可能なてんかん(もしくは他の神経疾患)がある。発作は毎日、1日に何度も起こる
・二次障害のうつ病を発症している(診断されたのは22歳の時。最初に症状が出たのは12歳のころ)
・その他自律神経症状がもろもろ。解離の指摘もされている
・片頭痛、喘息(COPDの可能性あり)、アレルギー性皮膚炎、じんましんがある
・27歳までは健常者として、某公的機関の窓口で働いており、担当部署でリーダーも務めていた。様々な福祉制度に関しても比較的詳しい
・役所関係の手続きは、一人でこなせる
・親と同居しているが、世帯を分けているため、如月一人の非課税世帯である
・幼いころから音楽を続けている。一般的な人よりは才能があるらしい
・現在は絵を描いている
・作業所などには通っておらず、自宅にてほぼ引きこもり状態で生活している
(仕事は、ドクターストップです)
現在の収入
さて、私の経済状況ですが。
まず、基本的な収入は「厚生障害年金2級」です。
月額にして約8万円です。
このほとんどは、内科、皮膚科、メンタルクリニックなどの医療費、そしてカイロプラクティックや美容院など、体調や清潔を保つための費用として消えます。
※障害年金の収入は、税制面においては、収入とはみなされません。
他に、ちょっとした収入があります。
「わわわ」さんに所属して、絵の販売をしてもらっています。
「わわわ」さんは、NPO法人ですが、作業所ではありません。
絵の才能が認められる、障害を抱えている人を対象として、絵を売るお手伝いをしてくれるところです。
絵を描けばだれでも売ってくれるというのではなく、審査があります。
障害はあるけれど画家としての能力があるから、「わわわ」さんに絵の販売やマネジメントをしてもらっているという状態です。
こちらも、売り上げの全額が私に入るのではなく、3割が支払われる仕組みとなっていますので、今のところ収入としてみなせるほどのものではありません。
働くことがむずかしい
ですから、私の生活は、基本的に親の援助で成り立っています。
親と同居しているから、何とか生きていられるのです。
とはいっても、親も年金生活ですから、生活はカツカツです。
親が死んでしまったら、確実に生活保護の受給ができる状態です。
障害者枠で働いたり、作業所に通えば収入が得られるんじゃないか?という意見もあるかもしれません。
しかし、私は主治医によって、働くことを止められています。
うつ病やてんかんによって、外に出かけるだけの体力がないことが理由です。
環境が適切であれば、働けるだけの知能や能力はありますが、体力的に無理なのです。
作業所に関しても同じです。
作業所に通うということ自体がかなりの負担になること。
私にはおそらく作業所自体が向いていないこと。
しんどい思いをして通っても、ほとんど収入にならないのであれば、通う意味がないこと。
それらを理由として、主治医は作業所に通うことを勧めません。
※一つご注意いただきたいのは、主治医は決して患者全員を働かせないというわけではありません。病状が安定すれば、仕事に復帰するように勧める医者です。
働けるなら働きたい
以上のことをまとめると。
★一般的に考える「収入」と呼べるものは障害年金、絵の販売である。
★しかし、年金はそもそも税制において収入とはみなされない。
★絵の販売における収入も、税制において収入とみなせるレベルのものではない。
★障害年金はほとんど医療費や体調の維持などに消えていく
★両親と同居しているので、食っていけている
ということです。
付け加えるとすれば、6年弱働いている間にコツコツためた貯金を切り崩して、何とか生活を成り立たせている、ということでしょうか。
こんな感じです。
貧乏人なんです(;^ω^)
せめて、週に20時間働くことができれば、もう少しマシな生活ができるんでしょうけれど…。
文句を言っても始まらないので、何とかこのような状況でやりくりしている次第です。