kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

障害年金をいただくことについて

障害年金

私は現在、障害年金をいただいて生活しています。

障害年金の級は、2級です。

初診時に厚生年金に加入していたので、厚生障害年金を受給しています。

申請をしたのは、3年前です。

その時は3級でしたが、その後状態が悪化したため、等級変更の申請をして、2級になりました。

 

厚生障害年金の2級の認定基準は、「日常生活が著しく制限される、または制限を加える必要があること」です。

現在の私の状態は、主治医曰く「少なくとも、週20時間以上働くことは不可」です。

ですから、ハローワークを通して就労することができません。

就労するためには、「週20時間以上働ける」という医師の診断書が必要だからです。

 

私は、医師から「外で働くのは向いていない」といわれています。

通常の労働どころか、作業所も向いていないのではないかといわれています。

 

火の車

しかし、障害年金2級の年金だけでは、生活していけません。

生活の最低保証額である生活保護費の2/3程度の額ですし、医療費も自分で払わねばなりませんから、かなりきついです。

メンタルクリニック、皮膚科、内科、神経内科に定期通院しているため、医療費がバカになりません。

今は、両親に養ってもらっていますが、いずれは自力で生活しなければなりません。

 

できることで収入を得る

私は今、自分のできる範囲で、少しずつお金を稼いでいます。

いろいろと考え、この1年間にお金をいただいたものは、雅楽関係でいただく収入と、絵の収入です。

金額は微々たるものです。

月平均にすると、高校生のお小遣い程度にもならないんじゃないかな…。

 

そして、どれも収入は不安定です。

私が一番力を入れたい、これから先も取り組んでいきたいと思っているのは、絵です。

というより、私が稼ぐには、今のところ、絵しかないと思っています。

 

私にできることで、どうやって稼ぐか。

それを考えるにあたって、試行錯誤するにあたって、障害年金は非常に役に立っています。

生活を完全に保証されるものではありませんが、障害年金をいただくことによって、私に適した仕事をゆっくり探すことができています。

 

年金を受け取ることは悪いことではない

障害年金をもらったから、働かない。

障害年金をもらっているけれど、働きたい。

どうしても働けないから、障害年金だけを頼りに生きていく。

障害年金を頼りに、自分の活路を見出す。

 

いろいろな生き方があると思います。

どれも、間違いではないと思います。

障害年金を受給することに対して、卑屈になる必要もないと思っています。

 

障害年金をいただけることに、感謝しながら。

私は私のペースで、前に向かって少しずつ歩んでいきたいと思っています。