人生ってやっぱり平等なのかも
成功し続ける人はいないのではないか
いままで、「人生は、みな平等」ということに、賛成できずにいました。
なぜなら、一般的に言う「成功」を収めている人は、一生ずっと成功し続けてきた人だと思っていたからです。
しかし、半年ほど前から立て続けに、私の知っている人で、まだ働き盛りの人が「成功」と言われた人生から転落していくのを耳にして。
「やっぱり、人生って平等なのかな…」と思い直すようになりました。
テレビでよく、成功した人の話を聞きます。
成功して、老後によい生活を送っている人は、若いころに苦労を重ねています。
それはすさまじい苦労をしている人もいます。
逆に、若いころに成功していたのに、ちょっとした気のゆるみから、一気に転落していく人もいる。
若いころから成功し続けると、どこかでけつまずく。
そういったことは、私には関係のない、遠い話だと思っていました。
しかし、身近にそういう話があると、「誰にでも起こりうること」なのだと再認識。
「あんなにお金持ちだったのに」
「あんなに成功していたのに」
「あんなに有名だったのに」
転落してしまった人達。
彼らだって、転落したくてしたわけではないでしょう。
努力だって、してきたでしょう。
なんだかんだで
メンタルクリニックで、「私は一生どん底のままなの?」といったことがあります。
先生は、「なんだかんだで、人生は±0になってるんだと思うよ」と言いました。
その時は、そんなことない…と思っていましたが。
今なら、そうなのかもしれないな、と思います。
私は、若いうちに成功することはなかった。
今でも、成功しているわけではない。
けつまずいてばかりの人生。
自力で生活するだけの経済力さえない。
苦しかったし、まだまだ苦しい。
でも。
でもね。
いままで苦しんできたことには、きっと意味があるんだろうなって。
これから先、成功とまではいかなくても、今よりもいい状態が待っているのかもしれないなって。
今までのつらさを埋めるくらいの、ちょっとした幸せが待っていればいいなって。
そう思えるようになりました。
生きるとは
若いうちに成功しても、その後、つらい人生を送る人もいる。
若いうちにつらい思いをしても、その後平穏な生活を手に入れる人もいる。
若いうちに成功して、成功し続ける人もいる。
若いうちからずっと苦労ばかりの人もいる。
自分の人生を「成功」と思えるかどうか。
それは、自分の意思や思考によって変わるのかな、と。
これから先、きっといいことがある。
その「希望」が、生きる力なんだと思う。
生きる力っていうのは、もしかしたら「希望」を持ち続ける力なのかもしれない。
確認するために生きる
本当に人生が±0なのか。
それは、私が死ぬときに答えが出ることでしょう。
それまでは、どんなに小さな光でも、「希望」という光を見逃さずに生きていきたいと思います。