kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

すごく驚く

危険を感じる

障害特性なのかなんなのかわからないんですが…。

私、目の前に突然現れたもの、視界に突然入り込んできたものに、すごくびっくりするんです。

 

以前、台所から出ようとドアを開けると、父上がすぐ目の前にある階段を降りてくるところでした。

まったく気づいていなかった私は、ドアを開けた瞬間にものすごくびっくりしました。

「ひっ!」と言いながら体がビクッとしました…。

父上は、飛び上がってびっくりした私を見て「ごめん~」と言いながら笑っていました。

 

笑い事じゃないよ…(´;ω;`)

本気で飛び上がって魂が出そうになるくらいびっくりするんです。

キュウリにびっくりして飛び上がる猫の動画が話題になったことがありますが。

その猫と同じくらい、びっくりするんです。

 

キュウリにびっくりする猫↓

http://videotopics.yahoo.co.jp/videolist/official/animal_pet/p448cc0f3f1a91f505bf107aa4236503b



猫は、細長い物体を自分の敵であるヘビと認識して、身をかわすために飛び上がる、とも言われています。

要は、反射的に自分の身を守ろうとしているんですよね。

 

私が目の端に何か動くもの(人や虫、ホコリなど)をとらえると、ビクッとして恐怖に陥るのは、猫のような動物的本能のせいなのでしょうか…。

 

道路から車が急に出てきただけで(車は飛び出したわけじゃない、私が視界にとらえていなかっただけ)、びっくりする。

心臓が止まりそうになるし、魂が飛び出す。

しばらく心臓はバクバク。

すごくストレスです。

 

身を守っているんです

自閉っ子は、突然視界に入られると、パニックを起こすといわれています。

だから、近づくときは、遠くから自閉っ子の視界に入り、少しずつ近づけ、と。

 

その気持ち、すごくよくわかります。

一瞬、頭の中が天地がひっくり返ったようになって、ぐしゃぐしゃになるんです。

本能的な、抑制のきかない恐怖に襲われます。

 

自閉っ子の感情の中心は、「恐怖」であるという考え方もあります。

猫や犬、その他動物も同じように、「恐怖」を中心に生きている。

「恐怖」が前提としてあることで、危険から身を守る術となっているのでしょう。

 

ゆえに、自閉っ子は古代の人間の姿、自然とともにあった頃の、本来の人間の姿を残しているともいわれています。

それは決して、遅れているとか、劣っているという意味ではありません。

鈍感になりすぎた現代人とは違う価値観を持っているということです。


非自閉の人に比べて、自閉症スペクトラム障害の人は「びっくらこく」ことが多いようです。

本当に、些細な事でびっくりするんです。

 

もし、自閉っ子や自閉の人がびっくりしてパニくっていたら。

どうか、そっとしておいてください。

大丈夫だよって、見守ってください。

 

そして、驚かさないように、できるだけ離れたところから、自分の存在を知らしめてください…。

びっくりせずに済みますから…。