kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

発達障害と頭痛

頭痛持ち

普段から多大なストレスにさらされているからでしょうか。

発達障害を抱えている人には、常日頃から頭痛に悩まされている人も多いように思います。

私も、その一人です。


頭痛と一言でいっても、原因やタイプは様々。

緊張による頭痛もあれば、偏頭痛もありますし、てんかん性の頭痛もあります。

時には、軽度の脳こうそくを起こしている場合も。

 

私の場合

私は、緊張型頭痛と偏頭痛、てんかん発作(もしくはほかの神経疾患)の頭痛の3種類の頭痛があります。

頭痛の種類によって、対処法は異なります。

何度も頭痛を経験していると、どの頭痛か見分けるのは比較的簡単です。


緊張型頭痛

肩こりと目の奥の痛みが特徴。鈍い頭痛。時々締め付けるような頭痛。

筋肉をもみほぐしたり、温めるとよくなる。

鎮痛剤が効きやすい。


偏頭痛

前兆がある場合も。

前兆:フラッシュを直視した後の残像のようなものが目に現れ、視野が欠ける(閃輝暗点・せんきあんてん と言います)。

その閃輝暗点はだんだんと範囲を増し、物が見えにくくなる。たいてい30分以内に消滅。

視界がぐにゃりとゆがむことも。

その後、耐えられないようなガンガンとした痛みの発作が始まる。

吐き気を伴ったり、吐いてしまうこともある。


とにかく動けない。のたうち回るほど痛いことも。

肩こり、目の奥の痛み、脈打つような頭痛、鼻水、などの症状が出ることも。

温めるとひどくなり、冷やすと楽になります。


鎮痛剤が効きにくい。

閃輝暗点が始まったらすぐ、鎮痛剤を飲むと比較的効きやすい。

通常の鎮痛剤が効きにくく、偏頭痛専用の薬を使うとよい。

ただし、軽い脳こうそくを起こすタイプの偏頭痛だと、その薬は使えない。

あまりに頻繁に偏頭痛発作を起こす場合、予防薬を飲むこともある。


てんかん発作

てんかん発作のタイプによっては、閃輝暗点のような視覚の症状が出ることがある。

てんかん薬で治療する。

頭痛に関しては、鎮痛剤を使用する。

 

片頭痛の見分け方

緊張型頭痛と偏頭痛が混ざっていたりすると、判断がつきにくく、薬を飲むタイミングを逃してしまうことがあります。

そんな時、偏頭痛を見分ける簡単な方法があります。

何をするかというと。

「頭を下げる」

たったそれだけです。

お辞儀をするように、立ったり座ったりしている位置から、頭を地面に向けて下げます。

その動作で頭痛がひどくなれば、ほぼ確実に偏頭痛です。

また、お風呂に入って頭痛がひどくなる時も、偏頭痛です。

 

頭痛持ちだからと放っておいてはいけない

上記の3つの頭痛のうち、偏頭痛とてんかん性の頭痛は、放っておいてはいけません。

放っておくと症状が悪化することもありますし、偏頭痛の発作を繰り返していると、将来的に脳血管疾患になる確率が跳ね上がるともいわれています。

てんかんは治療できる疾患です。

しかし、てんかんの発作を放っておけば、どんどん悪化して、治りにくくなってしまいます。


偏頭痛は、小学生でも起こります。

私自身、小学校高学年のころには偏頭痛を発症していました。

何も知らず、放置したために悪化。

あまりにひどいので、「頭痛専門外来」をさがし、受診して診断が出ました。


偏頭痛は女性に多く、生理前などに頻発することが多いようです。

ホルモンバランスや、ストレスが引き金となるとのこと。

私の場合、偏頭痛が来たら、1~2日の間に魔王降臨(生理)です。

魔王からのお知らせとして受け取っています。


「頭痛なんていつものことだから」と思い込まずに。

いつもと少しでも違う頭痛があったら、念のため頭痛専門外来で診てもらうべきです。


偏頭痛なら、今はいい薬がいくつも出ています。

(私は偏頭痛専用の薬で症状が悪化し、飲めませんでしたが…)

予防薬も、あります。

てんかん発作があるなら、きちんと治しておかねばなりません。

 

フラッシュの残像のようなもので視野が覆われたり、虹色のギザギザ模様で視野がかけたり、視覚に異常が出たとき。

激しい頭痛とともに吐き気・嘔吐があるとき。

そんな時は、頭痛専門外来で診てもらいましょう。


ちなみに、私は脳神経外科てんかん科できちんと検査をしてもらいました。

脳神経外科では、CT・MRIも撮ってもらい、偏頭痛であることが確認できました。

MRIの結果、脳内の太い血管が一つ足りないことが判明。

それが頭痛の原因というわけではないけれど、将来、脳こうそくになるとやばいね、と言われています(;^ω^)

 

脳波は、アジア一ともいわれる、専門の病院でも診てもらいました。

けいれんや不随意運動があるため、てんかん科にて診察を受けています。

現在も神経内科にて、てんかんもしくはその他の神経疾患の可能性で診察を受けています。

 

できる限りストレスを減らす

緊張型頭痛、偏頭痛、てんかん発作、どれもストレスはよくないといわれています。

できるだけストレスを減らし、症状が出ないようにすることがたいせつです。

完全にストレスをなくすことは無理だから、困るんですけどね(;^ω^)