体調不良がデフォルト
体調不良ってなに?
常々、不思議に思っていたことがあります。
それは、「体調不良なので休みます」という言葉。
体調不良の内容を聞いてみると、大抵、こんな返事が返ってきます。
「頭が痛いです」
「お腹が痛いです」
「だるいです」
「風邪です」
この中で、「風邪です」というのは、理解できます。
私も、風邪を引いた時はいつもとは違うしんどさがありますから。
しかし、「頭が痛い」「お腹が痛い」「だるい」というのが、体調不良に当てはまるのか?
それが、理解できませんでした。
それが最近、どうやら多くの人にとって、頭痛や腹痛は充分体調不良である、ということが理解できるようになりました。
逆に言うと、なぜ私にとって、頭痛や腹痛は体調不良とは認められないのか?ということが、理解できました。
ずっと体調不良だった
メンタルクリニックでは毎回、先生が、気分・体調表を解読し。
私が今どういう状態なのか、教えてくれます。
先生曰く、「調子のいい日は、春過ぎに10日ほど。秋ごろに10日ほど。一年で20日くらいしかないね。」と。
そこではじめて、私はずっと体調が悪いのだということを、知りました。
私は、自分では常に体調がいいつもりでした。
自分で自分が、「しんどい」ということに、気が付いていませんでした。
多くの人から見れば、私は常に体調が悪い状態だったのです。
頭痛なんて、日常茶飯事。
腹痛だって、一週間に何度もある。
怠くない日なんて、ない。
それが、普通のことだと思っていました。
だから、「なぜ周りの人は、頭が痛いとか、お腹が痛いくらいで、学校を休んだり、仕事を休んだりするんだろう?」と、ずっと不思議だったのです。
私にとって、当たり前のことが、周りの人にとっては当たり前ではない。
逆に、私の方が、多数派さんから見れば、変だったのです…。
体力がない
私の今の体力は、4歳の幼児くらいだそうです。
お昼寝を2時間しないと、夜まで体力が持たない…(;^_^A
てんかん様の発作がおさまらないこともあり、体力は消費されていく一方で。
なかなか、回復してくれません。
そんな状態で、よく6年も働いていたなぁと、感心する一方。
身体を酷使していたことを、思い知らされました。
そりゃぁ、精神も身体も壊すわけだ…。
体調がわからないのは大きな問題
自分の体調が分からない。
ずっと体調不良のまま生きてきたから、それが当たり前だと思ってしまう。
そして、「無理をしている」ことが分からないまま、無理を続けてしまう。
挙句、身体を壊し、精神を病む。
発達障害の二次障害の原因は、自己肯定感の低下にあると言われますが。
案外、「自分の体調が分からない」ということも、原因の一つなのかもしれません