kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

関西の文化と発達障害

関西の方が生きやすい?

以前、関西圏以外の地方の方とやり取りをして思ったことがあります。

発達障害の人にとって、関西は割と生きやすい方なのかなぁ、ということです。

 

関西には、ボケとツッコミの文化があります。

それはもう、全国に知られているほど有名な事実。

それって、空気が読めなくて、爆弾発言を平気でしてしまう人間にとっては、実は生きやすいのではないかと、思ったのです。

 

漫才してるの?

たとえば。

大学時代、私と同じような変わり者の子と話している時。

周りにいる人に、「また漫才してる!」と、よく言われたものです。

私たちは、いたって真面目に話をしているだけなのに。

 

相手の子はボケたことを言う子で。

私は強烈なツッコミタイプで。

完全に、漫才を繰り広げている状態になっていたようです(笑)

 

他にも、私はオブラートに包んだ発言というものが苦手で。

直接的な表現を多用するのですが。

その表現に、元職場の先輩がごはんを吹いたことがあります(;^ω^)

 

面白いもの勝ちな部分

程度というものがあるので、すべてが漫才で済まされるわけではありませんが。

トンチンカンなことを言っても、それに対して突っ込んでくれる人がいたり。

私のように、体当たりぐらいキツいツッコミをしても、ネタとしてとらえてくれたり。

多少の空気の読めなさ、会話の噛み合わなさは、「笑い」となって処理される場合がある。

 

むしろ、キツいツッコミが周囲にウケて、「もっとやれ!」と言われたり。

変なことを言っても、「なによそれ~(笑)」で終わったり。

おかしな言動も、笑ってもらえたら、こっちのもの。

変わってるけど面白いやつ、と思ってもらえたらしめたもの。

 

少しだけ、楽?

そういう意味で、「笑い」に関する感覚が違う、関西以外の地域では、発達障害を抱える人は、関西に比べて生きにくいのではないか、と思うのです。

何というか、関西の笑いって、ボケた行動自体がネタになっていますから。

日常生活の何気ないボケが、笑いの対象となっている。

ある程度のボケは、周りを楽しくさせるものでもあるのです。

 

また、ボケた人間に鋭く突っ込むことは、一つの技術ととらえられる部分もあり。

キツいツッコミは、キレのある発言となることもあるのです。

なので、多少失礼なことを言っても、ネタで済まされる素地があるというかなんというか…。

 

勿論、これ以上言ってはいけない、というルールのようなものはあるので、「程度」は問題にはなりますが。

少なくとも、関西圏以外よりは、関西の方が、直接的な発言をしてしまう発達障害の人間にとっては、会話のハードルは低いのでは…と思うのです。

 

みなさんは、いかがお考えでしょうか?