kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

フルカラーのリアルな夢

私は、すごくリアルな夢を見ます。

そして、フルカラーです。

時々、匂いもあります。

時には、現実世界よりも、ずっとずっとカラフルな夢を見ます。

発達障害と関連があるのかないのかは、分かりませんが。

でも、フルカラーの夢を見る人は、少ないようです。

実際、私が今まで出会って、確認した中では、フルカラーの夢を見る人は、いませんでした。

一部に色がついている、という人は、ちょくちょくいました。

 

夢の記憶

2歳になったばかりの頃。

夜寝ている間に、夢を見ました。

 

 

母親が、風呂掃除をしていて。

私は、いつもは絶対に掃除中に近寄ることは許されません。

なのに、なぜか母親と、風呂の中にいました。

母親は、カビ取り剤を使っていました。

私は、おもちゃの、白と黒の模様の犬のおもちゃを抱えて、その横にいました。

お風呂のスノコは、水色で。

いつも見ている光景でした。

そして、カビ取り剤の臭いに包まれていました。

そこで、夢は終わりました。


大学生の頃。

夜中に、夢を見ました。

私は、友人と、大きなプール施設にいました。

見たこともない、実際にはないプール施設です。

屋内プールでした。

床は一面、鮮やかなブルーで、そこに色とりどりの花が沢山描かれていました。

ウォータースライダーが、床に穴をあけたように点在し。

そのスラーダーは、きれいなレモン色でした。

まるで、絵画の中のように、鮮やかでした。

そして、そのプール施設から外に出ると、両親と合流しました。

入口は、ガラス張りでした。

両親は、何やら遠くを見ています。

空が、不気味に黒くなっていて。

遠くには、濃い鼠色の竜巻が。

その竜巻が、いろんなものを巻き上げて、こちらに近づいてきます。

あっという間でした。

私は、プール施設の中に戻ろうとしました。

頑丈な、コンクリート製の建物だったからです。

そこで、夢は終わりました。


社会人になって。

夜中に、夢を見ました。

夢の中で、私は南海地震に遭いました。

「一生に一度、あるかないかの阪神大震災を経験したのに、また大地震か」と思いました。

家は、建て替える前の古い家で。

戦後すぐに立てた、木造のボロ屋でした。

その時はもういなかった、祖父母もいました。

みんなで、真っ暗な部屋に集まって。

真ん中に、火のついたろうそくを立てて、灯りを取っていました。

なぜか、懐中電灯ではありませんでした。

ろうそくには、オレンジ色の火が灯り。

そのろうそくはぼんやりと、囲んだ人の顔を、ほのかにオレンジに染めて、暗闇に浮かび上がらせていました。

私は、地鳴りのような音を聞きました。

「ねぇ、何か聞こえやん?」

私は、言いました。

津波ちゃうか・・・」だれかが、いいました。

私たちは、耳を澄ませ必死で音を聞きました。

どんどん地鳴りが大きくなり、近づいてきて。

私たちは、外に出ました。

その瞬間、なぜかジェットコースターに乗っていて。

地面には、マグマが広がっていました。

空気に触れる部分は、すでに固まって黒く。

まだ固まっていない部分は、不気味に火のように朱色に染まって、どろどろと流れ。

私は、ジェットコースターでその中に突っ込み。

そこで、夢は終わりました。


現実よりもリアル

こんな感じで、色も、匂いも、音も、夢の中にあるのです。

これは、見た夢の中では、極端な例ですが。

リアルすぎて、目が覚めてもしばらくは夢と現の区別がつかないこともあります。

これが明晰夢になって、自由に動けたらいいのにな、と思います。