kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

本を読むのが遅い

なかなか読み進まない

 

人とあまり比較したことがないので、ハッキリとしたことはわかりませんが。

私はどうやら、本を読むのが遅いようです。

 

原因は、何度も同じ行を読んでしまうことだと思います。

行の最後まで読んで、次の行を読もうとすると、また同じ行を読んでいる。

逆に、一行飛ばして読んでしまっていることもあります。

 

どうも、横書き文字よりも、縦書き文字の方がその頻度が高くなるように思います。

横書き、縦書きどちらが苦手かは、人によって違います。

 

文章を読んでも頭に入ってこなくて、何度も同じ部分を読み返すこともあります。

文字は追えているのに、目が文章を滑っているだけの感じで、まったく意味が理解できない。

だから、何度も何度も、同じ部分を繰り返して読む必要があります。

 

そんな状態なので、ひどいときは30分で4ページしか読み進められないこともあります。

そんな難しい本を読んでいるわけではないのに…。

 

動きながら読んでみた

 

読んでいるほかの部分を隠したり。

読んでいる場所を指でなぞったりしてみましたが、どれもあまり効果がありません。

 

あるとき、ADHDの人は動きながら作業をした方が、効率が上がるという研究報告があることを知りました。

アメリカでは、ADHDの子供にはペダル付きの勉強机を用意し、いつでも好きな時に自転車こぎ運動をしながら勉強することができるそうです。

 

私も、本を読むときにじっと座って読むのではなく。

立って、軽く足踏みしながら読んでみました。

すると、これが効果てきめん!

コンディションにもよりますが、30分で10~20ページ読めるようになったのです。

 

原因はさまざま

 

文章を読むのが苦手な理由は、いろいろ考えられています。

そもそも、文字が浮かんで見えたり、文字がぐちゃぐちゃ・ばらばらになってしまって読みにくい、文字がダブってしまうなどの、読字障害があったり。

視機能に問題があったり。

集中力に問題があったり。

原因は、人それぞれです。

 私の場合、一番の問題は集中力だったのかもしれません。

 

 

本を読むときはきちんと座って読みなさいと教わりますが。

人によっては、それはとてつもなく苦痛で、非効率的なこともあると思います。

 

私は、思います。

一番効率よく、楽に読むことができるなら、どんな格好で読もうが、どんな姿勢で読もうが、構わないではないか、と。

 

人それぞれ、合う方法は違います。

いろいろ試してみて、工夫して、自分に合った方法を見つけていけばいいのかな、と思います。