発達障害の特性別評価法について
少し前、あちこちで「発達障害の特性別評価法」が保険適用になった、という話を耳にします。
↓発達障害の特性別評価法(MSPA)について
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/events_news/department/ningen_kankyou/news/2016/160413_1.html
「これまでの評価ツールは発達障害の診断を重視したものが多く、発達障害者ひとりひとりの個人差へどのように対応すればよいのか、生活場面で当事者がどのように困っているのかといった支援の現場に必要な要素を包括的に評価することができませんでした。」
そうですね、その通りだと思います。
「MSPAでは、当事者ばかりでなく家族や教師といった異なる立場の多様な支援者が特性の個人差を視覚的に理解できるよう、こだわり・睡眠リズム・反復行動といった要素を5段階でレーダーチャートに示しています。また、偏見を防ぐという観点から障害や診断名は使わずに特性を示しています。」
ほう、これは非常に興味が。
これから、この評価法を用いて、個人個人に合った支援を考えていこう、ということのようです。
また、診断名にこだわらず、当事者が何に困っていて、何を不得意としているのか。
どんなことは得意なのかといったことが、視覚的にわかるようになっているようです。
これは、当事者にとっても、一目で自分の得意不得意がわかるということ。
非常に興味があります。
できるなら、私もこの評価を受けてみたいです。
自分で思っているよりも、不得意なことがあるかもしれない。
第三者から見ると、私が困っていること以外に困ることがあるのかもしれない。
また、誰かにサポートをお願いするとき、これは非常に参考になると思います。
自分では伝えきれない部分を、伝えることができるかもしれない。
自分の能力の凸凹が、わかりやすく表示されていることは、自分自身を理解するのにとても役立つと思います。
WAISのような尺度では、わからない部分も多いですから…。
この評価を受ける機会があるといいな…。