紙に書いた文字は読みにくい
電子化はありがたい
紙に印刷された文字が、読みにくい。
キンドル(電子書籍を読むための端末)を使って、はじめてそのことに気が付きました。
私はずっと、紙媒体の本を読んでいました。
読書は好きなのですが、本を読むのに人よりも時間がかかってしまいます。
おなじ行を何度も読んでしまったり。
2・3回同じ文章を繰り返して読まないと、全く頭に入ってこなかったり。
目線が違う行に飛んでしまったり。
見開きページの全体を、ぼんやりと眺めてしまったり。
キンドルで文章を読んで、びっくりしたのは、とにかく読むスピードが少なくとも2倍になったこと。
一度読むだけで、すっと頭に入ってくる。
それには、本当に驚きました。
なぜ読みやすいのか
キンドルでは、一度に表示される文字数が、だいたい紙媒体の本の半分。
見開き半分の量です。
だから、視界が文字でいっぱいになってしまうことがない。
視界の中にいろんな文字が一度に入ってきて、目線があちこちへ飛んでしまっていたのが。
情報が半分になることで、目線を一定の場所に固定することができるようになった。
それが、読むスピードが速くなった理由だと思います。
あと、コントラストの問題も、あるような気がします。
紙の本だと、白と黒のコントラストが強くて、まぶしいのです。
そして、光が当たると、紙も、印刷のインクも、ぴかぴか光って見えます。
キンドルでは、背景は白ではないので、コントラストも強すぎず。
画面は光っても、一つ一つの文字が光るということはありません。
何というか、紙媒体よりも、全体的に視覚刺激が柔らかい気がするのです。
LDの子どもにタブレット端末を使わせると、勉強がしやすくなるという報告もあるようです。
そこには、単に「文字を書かなくていい」とか、「読み上げ機能がある」というだけではなく、私が感じたような理由もあるのかもしれません。
まだまだ
キンドルで本が読みやすくなったから、どんどん読んでいこう!
と思うのですが。
まだ、電子書籍化していない本が、沢山あります。
もっと電子書籍が増えてくれれば、私も沢山本が読めるのに…。
出版業界の方々、期待してますよ!(笑)