kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

合奏と過集中

 

合奏中の状態

私は、中学から大学まで9年間吹奏楽部に所属していました。

今は、雅楽を習っています。

どちらも、合奏練習があります。

 

私は、合奏中も全員の音が聞こえています。

初合奏で楽譜にかじりついていても、他の人の音が聞こえないなんてことはありません。

普通は、逆に周りの音を聞くのが大変らしいですけど…。

聴覚過敏の私には、それが分からないのです(;^ω^)

 

合奏中は、音程おかしいなーとか。

誰かタイミングずれてるぞーとか。

いろんなことが気になります。

そして、自分が吹くにあたって注意すべき点も考えています。

 

だから、合奏はすごく疲れます。

でも、合奏中は興奮しているのもあって、疲れを忘れて、楽しくて。

どうやら、過集中状態にあるようです。

最近ようやく、合奏中の過集中に気付きました。

 

過集中はハイ状態

 

練習中・練習後は、ランナーズハイならぬ、プレイヤーズ・ハイの状態で、次の日あたりに、どっと疲れが押し寄せます。

すごく集中して練習してるんだなって、その時になって実感するのです。

 

過集中をやめればいいじゃないか、と思われるかもしれません。

でも、集中しなくなったら、私の音楽の能力は発揮されません。

それに、集中しようと思ってしているのではないので、なかなかコントロールが難しいです。

 

ぼんやりが必要

 

ちょっとした合間にぼんやりしていると、こういう時に練習して、わからないところは確認しなさいと言われます。

でも、私は合奏中に多くのことに注意を払って、いろんなことを拾い集めているので、

そのぼんやりしている時間が必要なんですよね…。

 

多数派さんには分かってもらえないかもしれないけれど。

ぼんやりするのは、合奏に全力を投入しているからです。

決して、怠けているわけではなく、次の演奏に備えて、少しリラックスして、頭を休めている状態なんですよね…。

 

演奏一つを例にとっても、過集中の瞬発力のすごさと、エネルギー消費量のすごさが分かります。

過集中のあとのぼんやりタイムは、必要なのです…。

本当に質問しなきゃならないときは、自分からかじりついて離さない状態になりますから、心配ありません(笑)

 

バランス

過集中を防ぐというのも大事ですが。

内容によっては、過集中を妨げないこともまた、大事です。

そのあたりのバランスを、うまく取れるようになっていかないとな、と思っています。