かんしゃくの記憶
最近、ふと昔の出来事を思い出しました。
8歳ころだったかなぁ…。
夜に、かんしゃくを起こして、爆発して、泣きじゃくったことがあります。
何に対してかんしゃくを起こしたのかというと。
「今日はお父さんとお風呂に入る!」と言い出して、聞かなくなったのです。
その日は、平日だったと思います。
父親の帰宅は毎日だいたい夜8時ころ。
そこからお酒を飲みながら晩御飯を食べて、お風呂に入ると10時ころになってしまいます。
その頃の私の就寝時間は夜9時でした。
ですから、休日は父親と一緒にお風呂に入れても、平日に父親とお風呂に入ることはできませんでした。
普段は、母親と、3つ年下の弟とお風呂に入っていました。
ところが、その日だけはなぜか、平日にも関わらず、「お父さんと入る」と言って聞かなかったのです。
母親は、私をなだめて、一緒にお風呂に入ろうとしました。
でも、私はガンとして母親とお風呂に入ることを受け入れません。
なぜダメなのか、わからなかったのです。
「寝るのが遅くなる」と言われても、寝るのが遅いことの何が悪いのか、わからなかったのです。
自分の要求が通らないことと、自分の感情のコントロールができなくなって、私は床に座ったまま、泣き出しました。
ついに堪忍袋の緒が切れた母親は、「もういい!勝手にしなさい!」と言って、弟とお風呂に入ってしまいました。
どうしようもなくなった私は、床に転がって大泣き。
自分が悪いのはわかる。
でも、感情をコントロールすることがでず、パニック状態になってしまっていました。
願いはかなったものの、なんとなく満足しませんでした。
泣き叫ぶ私を、「何してんの」とでも言いたげに私を見下ろす弟の態度にも、腹が立ちました。
感情コントロールの問題
3歳くらいの子どもなら仕方ないとして、8歳にもなって、自分の感情がコントロールできなかった。
あの時の私は、衝動を抑えきれずに、感情をコントロールできずに、爆発していたんだなと、今になって理解しました。
これも、ADHDもしくは自閉症スペクトラムの特性によるものだったんじゃないかな、と。
小さいころから特性はあった
ほかにも、椅子に座っていて、椅子を後ろに傾けてゆらゆら揺すって遊んでいて。
母親に「こけるからやめなさい!」と叱られたにもかかわらず、ゆらゆらをやめなくて。
そのまま椅子ごと後ろにひっくりかえって、頭を強打したこともあったなぁ。
それも確か、8歳か9歳のころ。
あの頃は、立ち歩きなどの目立った問題行動がなかったから、誰も気づかなかったけれど。
きっと、あのころから私は、いろんな問題を抱えていたんだろうな…と、今では思います。
学校でも、いろいろ意味不明で訳の分からないことだらけで。
ストレスもたまっていたのでしょう…。
そんなことを思い出すたびに。
あの頃の小さな私に、「よく頑張ってるね」と声をかけてあげたい気持ちでいっぱいになります。