ロッキング
ゆらゆら揺れる
ロッキング。
何のことか、わかる人は、自閉症に詳しい人ですね。
ロッキングとは、重度の自閉症者によく見られる、身体を前後に揺する動きのことです。
しかし、ロッキングはアスペルガーなどの、高機能系のASD(自閉症スペクトラム)者にもみられるそうです。
ビル・ゲイツ氏が会議中にロッキングをする、という話も、聞きますね。
高機能系の人の場合、知らない人がいるところや、外ではあまりしないそうです。
一人でいるときや、神経質になっている時に出現することがあるとか。
実は私も、ロッキングをします。
無意識に行っている
最初は、ロッキングには気付いていませんでした。
しかし、手持無沙汰で、立っているときに、左右の足に交互に体重をかけて、横に揺れるという動作をしていることには気付いていました。
これは、「光とともに」のドラマでも表現されていましたから、気付きやすかったのだと思います。
左右に揺れるのは、外出中でも、気を許している人と一緒にいる時は、時々出ます。
でも、ロッキングには気が付いていませんでした。
しかし、ある時ふと、自分が無意識に前後に揺れていることに気づきました。
テレビを見ながら、スマホで大好きなパズルゲームをしている時でした。
パズルゲームに集中しているときに、三角座り(体育座りのこと)でお尻を浮かせた状態で、しゃがみこんで、前後にゆっくりと揺れていました。
「あ、これがロッキングか!」
はじめて気づいた時に、そう思いました。
本当に、無意識にやっていたのです。
なぜ揺れているのか。
無意識だから、はっきりとしたことは言えませんが、何となく落ち着く気がします。
前後に揺れる感覚が、何となく心地よいのです。
赤ちゃんがお母さんに抱かれて、揺られているのと同じ感覚なのかもしれません。
落ち着く
心が安らいでいるから、ロッキングをするのか。
それとも、ロッキングをすることで、心が安らぐのか。
たまごが先か、にわとりが先か論争みたいになるので、これ以上追及はしませんが。
とにかく、落ち着くことは確かです。
私の場合は、落ち着く動作である、ということは間違いありません。
。