kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

歴史へのこだわり

趣味とこだわりとは、オーバーラップするものも多いのですが。

ここでは、こだわりという面から、趣味を考えようかと思います。

 

歴史が好き

 

私は、歴史が好きです。

なぜ好きになったか。

小学校2年生くらいだったかな。

当時住んでいた家の近くに、「弥生文化博物館」がありました。

歴史なんてまだ理解も出来ない私を、両親はこの博物館に連れて行ってくれました。

母親が、寺社巡りが好きで、歴史にも少しだけ興味があったからです。

 

はじめての博物館でした。

私は、訳が分からないながらも、古代の出土品をみて、感動しました。

どのくらい昔かは分からないけど、とにかくとても古い時代の人間が生きていた証拠が、そこにあるのです。

石包丁や土器。

昔、人が住んでいた家。

食べていたもの。

色々なものが、展示されていました。

なぜか、とても親近感を抱いたことを覚えています。

 

自閉系の人間は、太古の人間に近いのではないか、とも言われています。

そう考えれば、私が古代の人間に魅かれたのも、頷けます。

 

そんなこともあって、知的好奇心から、歴史を知るということにこだわりだしました。

 

はじめて遺構を見た

 

そして、その博物館の横は、当時はまだ草原でした。

あるとき、その草原の、大規模な遺跡調査がありました。

その調査が進むにつれ、とんでもない遺跡が眠っていたことが、分かりました。

私が小学校3年生か4年生の時です。

大きな大きな木をくりぬいて枠を作った井戸と、大きな建物の柱の跡が、出土したのです。

当時、テレビや新聞でも、大きく報道されました。

それが、私の身近にあるもので。

そんなにすごいものなんだ!と感動。

実際に、発掘現場の説明会にも、行きました。

そこでは、発掘作業が続けられていました。

私は、将来この仕事がしたい!と思いました。

 

その後、その場所は遺跡保存のために埋め戻され、その上には、出土した遺構から、再現した建物が建てられ、公園になっています。

今でもまだあるはずです。

公園ができてからも、一度見に行きました。

 

歴史のワークショップに参加

 

そんなこともあり、私は「弥生文化博物館」に何度も連れて行ってもらいました。

そして、小学校5年生の時。

その博物館が、1年を通してのワークショップを企画しました。

2か月に1度のペースで6回、縄文・弥生時代の生活を体験する、というものでした。

私は、母にその企画の募集を聞かされ、「行く!」と言いました。

その説明会のとき。

私は、某新聞社の記者さんに捕まえられ、インタヴューされました。

新聞記事に、載りました(笑)

 

ワークショップでは、昔の方法で田植えをし。

サヌカイト(緑泥片岩)と呼ばれる石を削って、石包丁を作り。

それで稲刈りをして、餅つきをしました。

また、土粘土を使い、縄文土器も作りました。

非常に楽しいワークショップでした。

 

こうして、私はどんどん歴史に魅かれていきました。

 

他にも、自然史博物館も好きで。

特に、古代の生物について興味がありました。

 

歴史漫画

 

そのころ、私はある人から、沢山の本をもらいました。

その中に、子供向けの歴史漫画がありました。

それを読んで、もっと知りたい!と思うようになり。

学校や、近所の図書館で歴史や古生物学の、子供向けの漫画本を借りて読むようになりました。

どんどん読んでいく中で、私は将来、こういうことを勉強したい!と思うようになりました。

 

天文学にも興味が

 

このころ、天文学にも興味を持っていました。

博物館に行きだしたころ、大阪の「ぜんべえランド」という、小さな天文台にも、何度か行きました。

大きな天体望遠鏡で、真昼の水星や、太陽を見せてもらいました。

父親が、家庭でも使える天体望遠鏡を購入。

月食の観察もしました。

今でも、日食などのときは、何度から持ち出して使っています。

そういえば、日食を見たくて、2回くらい仕事休んだなぁ(笑)


大学では歴史を専攻

 

そして、大学は歴史が学べるところを選びました。

本当は、天文学と歴史と悩んだけど、数学の成績が壊滅的だったので、歴史しか選べませんでした。

 

実は、その時はまだ、恐竜時代も歴史でひとくくりにされている、と思い込んでいました。

恐竜なんかは、古生物学、生物に区分されるのですが…。

そして、縄文や弥生などは、歴史の中でも考古学に分類されます。

私が入った大学は、文献史学がメイン。

というわけで、文書が残されている、奈良時代くらいからが対象になります。

それでも、平安時代室町時代(特に戦国時代と呼ばれる、室町後期)も好きだったので、最終的に戦国時代をメインに勉強しました。

そして、博物館学芸員の資格を取得しました。

 

ただ、いくら資格を取得しても、学芸員になるには、院に行かなければなりませんでした。

なので、実際に学芸員になることは、あきらめました。

 

太古からの歴史を知りたい

 

でも、今でも歴史は好きですし、まだ勉強したいとも思っています。

ちゃんと勉強してはいないけど、古生物学も好きです。

天文学も、分からないけれど好きです。

 

それらは、ばらばらの物に見えるかもしれません。

でも、天文学・古生物学・歴史全てひっくるめて、今の自分につながる壮大な流れだと、思っています。

宇宙ができ、その直後、ゼロ・コンマ何秒という時間で原子というものができ。

ブラックホールというものに導かれ、沢山の銀河が誕生し。

太陽系が所属するこの銀河ができ。

太陽が生まれ。

太陽系が生まれ。

地球が生まれ。

そして、地球に「生命」が誕生。

人類が誕生して、歴史を築きあげてきた。

そんな大きなものが、私の中にも、詰まっているような気がするのです。


甲冑を自作

 

その流れで、地元の町おこしの会で甲冑を自作して着ています。

あぁ、写真があった。

こんな感じです。


全て、自作。

マントも、自分で作りました。

背中には、火縄銃二挺と、八咫烏のデザインが施してあります。

 

雑賀衆・孫市の会です。(一応宣伝)

戦国時代に大活躍。

信長の足を鉄砲で撃ちぬいた、日本一の鉄砲傭兵集団、雑賀衆

私の研究テーマであった雑賀衆

憧れの雑賀衆に、なることができました。

 

歴史へのこだわりの、結晶です(笑)