色へのこだわり
発達障害の人のこだわりは、よく言われていますが。
こだわりにも、いろいろあります。
色へのこだわり
私が5歳だったとき。
私は、コマ(補助輪)付きの、真っ赤な自転車に乗っていました。
5歳になったし、周りの子たちはそろそろコマを外して、走り回っていまし、私もコマをはずすことになりました。
しかし、私はもともと運動音痴で(歩くことも、療育園で教えてもらってできるようになったくらい)、自転車のコマはずしでも、躓きました。
何度練習しても、乗れません。
コマ付きでなら、乗れます。
そんなある日。
いとこのお兄ちゃんのところにあそびに行きました。
そのお兄ちゃんが乗っている自転車が、小さくなったのでもう使わない、と聞きました。
その自転車は、黒色でした。
わたしは、この自転車ならコマなしで乗れる、と思い、欲しいと言って、譲ってもらいました。
両親は、女の子なのに黒でいいのかと心配して、何度も私に納得しているのか、確認しました。
私は黒が良かったし、ずっと「これでいい」と言っていました。
こだわりが役に立つこともある
少し大きいけれど、黒の自転車でコマなしで乗る練習をしたところ。
私は、すぐその場で乗れるようになりました。
「黒なら乗れる」
そう思っていたことは、はっきりと覚えています。
もしかしたら、赤い自転車は、はじめて見たときからコマがついてたから、コマなしで乗るものではない、と思ってしまっていたのかもしれません。
結局、その赤い自転車は、再びコマを取り付けられ、弟のものになりました。
こだわる色は、変わる
また、大学時代は、青にこだわっていました。
服も青。
眼鏡も青。
自転車も青。
とにかく、持ち物は何でも、青でした。
それも、鮮やかな青。
そのため、私のイメージカラーは青になっていました(笑)
誰に聞いても、○○ちゃん(私のこと)は青よな~、と言いました。
現在は、赤とネイビーにこだわっています。
眼鏡も赤。
服も、赤系統。
自転車は、消防車と言われるくらい、真っ赤。
今は、○○ちゃん(私のこと)と言えば、赤!となっています。
服は、ネイビーのことも多いけれど。
ネイビーと赤の組み合わせも好きで、甲冑を自作したとき(金属で実寸大のものを自作しました)、縅す紐の色も、紺と赤の組み合わせにしました。
ただ、同じ赤や紺でも、微妙な色の違いで「これ違う」ともなるので、難しいところです。
こだわりには理由があることも
ネイビーは、こだわっている理由がはっきりあります。
それは、Navyは、海軍のことだからです。
イギリス海軍の制服に採用された色だから、ネイビーブルーというそうです。
私は、海軍や海自が好きです。
だから、色のこだわりとなっています。
特に理由のないこだわりもある。
本人なりの、理由があるこだわりもある。
以上、こだわりの一つ、色へのこだわりでした。