kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

静かな待合を用意してほしい

病院で

 

時々、病院で思うことがあります。

「静かな待合室を用意してほしい」と。

 

聴覚過敏

 

私は聴覚過敏があり、人の声がたくさん聞こえるところ、ざわざわしているところに長時間いると、すごくイライラして癇癪を起しそうになります。

それでも我慢をし続けると、めまいがして気分が悪くなってきて、座っていられない状態になります。

 

病院によっては、テレビがついていて、さらにUSENが流れているところがあり、その上に人の話し声、子どものはしゃぎ声、お年寄りの大きな話し声が混ざると、とても耐えられません。

 

ですから、そういった場所に行く場合は、必ず防音用のイヤーマフを持って行ったり、その場から離れて待つことの許可をもらったりします。

 

病院の待合はしんどいだけの場所

 

人で混み合っている場所にいること自体が、非常にしんどいです。

触覚過敏に入るのでしょうか、すぐ隣に人が座っていると、ぞっとします。

そのため、できるだけ混んでいる待合室には入らず、外で待機したり、出かけて時間をつぶすなどしています。

家の近くのクリニックの場合は、いったん帰宅することもあります。

 

どうしても待合室で待たなければならない場合、防音用のイヤーマフをして何とか耐えようとするのですが、イヤーマフは安全のために人の声が聞こえる仕様になっているので、人の声を完全にシャットアウトすることはできません。

ですから、すごくしんどい思いをすることになります。

 

別室を用意できないか?

 

発達障害を抱える人以外にも、聴覚刺激に弱い人はいると思うんです。

ですから、静かに待ちたい人、調子が悪くてちょっと横になって待ちたい人が使えるような、別室を用意してもらえたらな…と思うんです。

 

小さな病院では、無理かもしれません。

その場合、外で待機するようにし、順番が来たら呼びに来てもらったり、携帯電話に連絡を入れてもらうなど対処してもらえれば助かります。

 

大きな病院でも、静かで、画面表示で各科の呼び出し番号が表示されるような待機場所があればいいな、と思います。

 

病院だからこそ

 

病院は、病気があってもおしゃべりはできて一見元気に見える人も来ます。

しかし、病気があって、さらにすごく体調が悪くて、やっとの思いで病院に来ている人もいます。

その両者を、同じ場所で待機させるのは、少々無理があるのではないかと…。

 

そういった配慮がもう少し広まってくれると嬉しいな、と思う今日この頃です。