偏食
偏食
食べ物の好き嫌いは誰にでもあると思います。
しかし、発達障害の人には、より偏食が多いといわれています。
味が嫌。
食感が嫌。
見た目が嫌。
理由は、いろいろあるでしょう。
肉が嫌い
私は、幼稚園のころ、肉が食べられませんでした。
噛む力がなかったことと、そのためにいつまでも口の中に残り、最終的には繊維の塊になってしまうことが、原因でした。
塊になってしまうと、今度は飲み込まなければなりません。
でも、私は大きな塊を飲み込むのが苦手です。
未だに、カプセルや、大き目の錠剤は飲めません。
喉の奥が突かれて、吐きそうになります。
大玉の飴も、ダメです。
氷の塊も、口の中に入れ続けることができません。
ある程度小さくないと、異物認識されて吐き出してしまいます。
それと同じで、肉の塊が飲み込めなかったため、肉が嫌いでした。
今は、好きですよ(笑)
繊維質の野菜が嫌い
それと同じく、ホウレンソウも苦手でした。
ホウレンソウ自体は、好きなのです。
でも、時々、繊維質でバシバシのホウレンソウ、ありますよね?
そのバシバシのホウレンソウが、口の中で繊維だけ残り、飲み込めないのです。
そういうホウレンソウは、ダメでした。
今でも、小松菜はそういう風に感じて、食べられません。
歯ざわりがダメ
そうそう、野菜で言えば、インゲン豆が大嫌いです。
特に、冷凍ではなく生のインゲン豆をゆでたもの。
噛んだ時に、歯とこすれてキュッっという音が鳴ります。
あの音と、歯とこすれる感覚に、身の毛がよだちます。
体中を蟻が這い回るような、気味の悪い感覚に襲われます。
ねばねばが気持ち悪い
あと、納豆やオクラ、メカブ、とろろなどのねばねばした食べ物が食べられません。
これは、味や匂いではなく、ねばねばした感触がダメなのです。
口の中でねっとりまとわりついてくるのが、すごく気持ちが悪いのです。
触覚の問題も?
もしかしたら、口の中の触覚の過敏が、影響しているのかもしれません。
歯医者さんも、ダメですから。
わがままではない
小さなこどもの、食べ物の好き嫌いに、困っている方も多いでしょう。
好き嫌いの理由はいろいろあると思いますが、もしかしたら、こういう感覚の異常から来ているのかもしれません。
タダのわがままではない場合もある、ということを分かっていただけたら、と思います。