共感覚
不思議な感覚、共感覚について書きたいと思います。
これは、直接発達障害と関連するかどうかは、分かっていませんが、発達障害と関連する可能性も指摘されているようです。
確かではありませんが。
共感覚とは、特定の音に色が見えたり、形が見えたり、また特定の文字・数字に色を感じたり形を感じたりすることです。
凄い人なんかは風景が見えたりするみたいです。
円周率に風景を見る人もいるみたいですね!
色や形以外にも、匂い・味・触覚を感じる人もいるようです。
原因はよくわかっていないようですが、赤ちゃんの頃の脳の神経の刈込が上手くいかなかったために起こるとも考えられるそうです。
私は、絶対音感を持っています。
5歳から、ピアノを習っていました。
その中で、身につけたのだと思います。
「アタル」でも出てきましたが、微妙な音のズレも分かります(さすがに、Hzまでは当てられませんが…)
あと、完全に覚えられるわけではありませんが、1・2回音源を聞くと、だいたい初見で演奏できます。
ピアノだけをやっていたころは、先生が一度弾いてくれたお手本を覚えていて、ろくに楽譜を見ずに弾いていました。
吹奏楽を始めてから、やっと自分が楽譜を見ていなかったことに気づきました(笑)
そして、それぞれの音に、色が見えます。
見えると言っても、頭の中のスクリーンに、色が映し出されるといった感じです。
たとえば。
ド→クリーム色(音の流れによっては赤)
レ→オレンジ
ミ→黄色
ファ→黄緑
ソ→水色
ラ→紫
シ→紺
といったような色が見えます。
単音だけでなく、和音(何種類か重ねた音)にも色が見えます。
中間色だったり、微妙なコントラストの違いのある色だったりします。
あと、音楽によっては、絵が見えたりもします。
その中には形があったり、その形がくるくる回っていたり。
これは、モーツァルトの「キラキラ星変奏曲(ねぇ、ママ、聞いて!)」のイメージ。
色とりどり、次々と色がグラデーションを描いて移り変わります。
上の、ドレミ表に当てはめてみてください。
太いボーダーが二つ分。細いボーダーが一つ分。
背景は、「ドドソソララソ ファファミミレレド」です。
これは、同じくモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」のイメージ。
てかてかしたお花が、くるくる回って、透明のシャボン玉みたいなふわふわした球体が浮かんでいます。
特に、モーツァルトの曲では、頻繁に起こります。
彼も発達障害の可能性が指摘されていますし、もしかすると作曲中に色が見えていたのかもしれませんね。
あと、別の作曲家の「別れの曲」では、薄暗い部屋で、暖かい暖炉の前に座る女性の絵が見えます。
悲しいシーンじゃないんです。
楽しかった思い出に浸っている女性。
どの曲も、とても有名な曲です。
検索かければ、音源拾えるはず。
もう一つついでに。
これは、雅楽のイメージです。
濃い紫と、ゴールドが、見えます。
どうですか?
音楽を、音だけでなく、色や形、風景として楽しめる。
結構得してると思いません?(笑)
共感覚は、持っていて邪魔になるものではないし、むしろ心地良い世界なので、本人もあまり口にしたりはしないようです。
きらきらくるくるする曲は、大好きです。
カレイドスコープ(万華鏡)が好きなように。
私も、ほかに数字の1は赤と言うように、文字に色を感じることもあります。
味に形を感じることもあります。(これはとげとげした味だ、とか)
こんな風に感じてる人もいるんだよっていうお話でした。