kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、てんかん、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

大学での人間関係と自己確立

人間関係は良好

 

大学での人間関係は、概ね良好でした。

多少揉めたり、ズレが生じることはありましたが、大したことではありませんでした。

 

環境が良かった

 

私が少し大人になった、ということもあったでしょう。

しかし、一番大きな要因は、環境にあったと思います。

 

部活では、私を認めてくれる先輩や同級生、後輩たちに恵まれました。

私は、私に自信を持つことができるようになりました。

 

そして、私が入ったのは歴史学科だったことが、一番大きでしょう。

女子大で、歴史を前面に打ち出した大学は、全国でも珍しく。

そして、大学のメインは歴史学科でした。

一番力を入れていて、有名な先生方も沢山いらっしゃいました。

今でも、時々TVや新聞で、その先生の名前を見かけます。

北海道や沖縄などからも、学生が来ていました。

 

そんな歴史学科です。

集まったメンバーも、変わった人が多くて。

でも、みんな「歴史」という、共通の趣味を持っています。

女子で、歴史を本気で学ぼうという意思を持っている人は、なかなかいません。

歴女という存在が増えてきましたが、それは含まれません。)

だから、一緒にいても違和感がありませんでした。

 

歴史の研究は、自分の世界に浸るのと似ています。

自分の想像を、文献や史料を使って、正解であることをいかに証明するか、という研究だからです。

一人で、自分が築き上げた想像を、証明していくのです。

みんながそれぞれ、自分の世界に浸っているようなものだと思います。


一生の友達

 

私が仲良くなったメンバーも、おかしな奴ばかりでした。

(こんなこと言ったら、怒られるかな…)

VHCクラブと命名された謎の団体に勝手に加入させられ、私は会員№5でした。

会員は全部で5名。

「ばっちこい!変態クラブ」だと教えられたけど、本当は違いました。

ようやく本来の「ベリー はらぺこ クラブ」だと教えてもらえたのは卒業して7年が経った頃でした(笑)

 

アイは、常日頃から白昼夢を見てるようなやつで。

しかも、自分を斜め上から見ているような感覚を持っている、と言っていました。

話をしていても、時々宙を見つめて、どこかへ旅立っていました、(笑)

 

チセは、一人称が「俺」とか「おいら」でした。

メンバーの中では、一番普通でしたが、それでも変わってました。

少林寺などの格闘技をやっていたので、体格も良く。

いつも、男物の服を着ていました。

 

イツミは、とにかくすぐ体調を崩してました。

何度、救出に行ったか知れません(笑)

いつも、ほわほわしてました。

 

ハツエは、強烈です。

味噌を腐らせ、それで味噌汁を作り、友達と食べて全員がお腹を壊したり。

ご飯を炊いた炊飯器を放置し、ジャーにカビを生えさせたり。

家の中が片づけられず、服は2回着てから洗濯したり。

生ごみ入りのゴミ袋を、口を縛るとこまではしたものの、そのまま家に放置して、中に大量の虫がわいたり。

リアルのだめでした(笑)

あまりにひどいので、アイとチセが無理やり押し入り、家の中を片づけたそうです…(苦笑)

そして、しょっちゅう遅刻していましたし、課題も提出ギリギリ。

卒論も、結局自分で書いてないし・・・。

 

そこに、私がいたのです。

多分、学内でも強烈な個性を持ったメンバーが集まっていたと思います。

いつもはそれぞれ勝手に一人でふらふらして。

メンバーのうち誰かを見つけたら、そこに寄って行って。

そこへまた、他のメンバーがふらふらと近寄ってくる。

そして、集まったらいつも、馬鹿騒ぎしてました。

みんな、ファッションの話やアイドルの話には興味がなく、一切そういった話はしませんでした。

好きな俳優さんは?っていう話題が、唯一あったけど。

全員が、渋い中年以上の俳優さんを挙げました(笑)

ほとんど、歴史ネタで盛り上がっていました。



今まで出会った中で、私が唯一、一生付き合っていきたいと思った友達です。

それぞれ、地元へ帰り、宮崎・長野・静岡・東京と、ばらばらになってしまいました。

遠く離れて、なかなか会うこともできません。

 

チセとアイには、卒業して6年間の間に、2度会いました。

ハツエとは、1度会いました。

イツミとは、6年間ずっと会っていませんでした。

VHC旅行を、企画したこともありましたが、全員の予定が合わず、計画倒れに終わり、それ以来計画できずにいました。

しかし、卒業から7年の時を経て、全員が集まることができ。

それ以来、毎年できるだけ集まろうと約束して、3回VHC旅行を開催することができています。


「わたし」のアイデンティティ

 

素の私を認めてくれて。

好きだと言ってくれて。

そんな友達に出会えて、私は幸せでした。

大学生活のおかげで、私は「私」を確立させることが、できました。

もし、このメンバーと出会っていなかったら、私は今でも「私」をさがし続けていたでしょう。

変でもいいじゃないか。

世の中には、その「変」を認めてくれる奴もいる。

同じ「変」な奴でグループを作ることだって、できる。

 

その経験が基礎にあるからこそ、私は今、一人になることは怖くありません。

一人になっても、理解してくれる人と、つながっているから。

 

大学に行ってよかった

 

だから、私は大学生活を経験してよかったと思います。

高校生のときは、大学に行く意味がわからなかったけど。

私は、自分探しのために大学に行くのだと思います。

自分探しの旅に出るより、もっと大きな収穫があると思います。

 

私は、大学で出会ったすべての人に、心からありがとう、と言いたいと思います。