試験
前期の最終、7月末には、試験がありました。
大学のテストは、語学以外は高校までのテストとは全く違いました。
ノート持ちこみ可・教科書持ちこみ可で、教室で、問いに対して自分の考えを書くもの。
問いに対して、授業で先生が説明したことを、もう一度自分なりにまとめて記述するもの。
レポートとして、期限までに提出するもの。
授業の出席と、毎回授業終わりに提出する小レポートだけで点数をつけるもの。
色々ありました。
高校の頃から、小論文が得意だった私は、大して困ることもなく、テストをこなしていきました。
成績も、上位でした。
先生が興味津々
一度、2回生の時だったか、政治系のテストのとき、「○○について自分の考えを述べよ」と書いていたので、結構過激なことも書いたことがあるのですが。
そのとき、試験監督に立ち会った先生(受講生が多く教室が広いので、2人で見ていた)が、私が書いている答えに興味を持ったらしく、じっと見て、読んでいたこともあったなぁ(笑)
この先生は、博物館実習の講義で、私の能力を買ってくれていました。
レポートはさっさと仕上げる
レポート提出は、文章を書きだしたらあっっという間に仕上げてしまう私は、期限前に書き上げて早めに提出していました。
そのため、同じ講義を受けている他の子が悪戦苦闘しているときに、私はのんびりしているなんてことも、多々ありました。
そして、一番遅れているイツミとハツエのレポートを手伝ったりもしていました。
その代りに、お菓子とかご飯ごちそうしてもらって(笑)
そんなこんなで、無事テスト期間も終え。
9月中旬までの、長い夏休みに突入しました。
1回生・後期
9月中旬。
また、自分で後期の授業登録をし。
新しい授業が始まり。
ゼミ以外は、大して変わることのない毎日でした。
ゼミ
ゼミは、後期は日本史でした。
私は、学科内では一番文章や発表にうるさいと言われる、M先生(男性)に当たりました。
この先生は、古代が専門です。
ゼミのメンバーは少し入れ替わり。
私とイツミともう一人、同じ苗字○下が3人。
そして、アイを含め△下が2人。
そのせいで、初めて出席を取った時から、先生は、「ややこしいな!」と混乱(笑)
フルネームで呼ばなければわかりませんからね(笑)
ゼミの内容は、「京都名所図絵」という昔の観光ガイドブックのようなものを使って、そこに書いてあるミミズのような文字を解読して発表することと、その場所に実際に行って、見てくること、その場所について調べること、でした。
そして、それを前期と同じく、一人ずつ発表していきます。
私は、六道珍皇寺に当たりました。
小野篁(おののたかむら・えんま様に仕え、夜な夜な地獄のえんま庁に出仕していたとか)と関係が深い寺です。
ハツエは、晴明神社に当たりました。
二人とも、京都の異界・魔界が担当になりました。
そのころ、ちょうど映画「陰陽師」が放映され。
私も、陰陽師にはまりまくって、安倍晴明について調べたおし、異界・魔界についても興味を持っていました。
そこで、ハツエと二人、いっしょにお互いの担当の寺と神社を巡りました。
そして、この先生も調べたりないところなど、ツッコミが怖いのですが、私は何とか切り抜けました。
ハツエは…遅刻などで先生に目をつけられるわで、大変でした(苦笑)
大きな独り言
このゼミで、私はうっかり、独り言を大きな声で言ってしまったことがありました。
誰かが、「宇治川」について発表した後の、先生の解説の時でした。
先生が川がどうこうと説明しているときに、つい「この川、一体どっち向きに流れてるん?」と言ってしまいました。
しまった!と思った瞬間。
先生が、「そう!それが大事なんだよ!この川は北から南へ流れてるのか。南から北へ流れてるのか。」
と言いました。
大事な発言であれば、授業中に独り言を言ってしまおうが、怒られることはありませんでした。
むしろ、気付いたことが素晴らしいと褒められる始末(笑)
この先生とは、とてもウマが合いました。
いやー、しかし、楽しかったなぁ(笑)
研究って、自分の興味のあることをとことん突き詰めても、誰も文句を言わない。
それどころか、突き詰めれば突き詰めるほど、ほめてもらえるのです。
私にとって、こんなに向いていることはないと思います。
そして、また後期のテスト期間に入り。
単位を落とすことなく、無事1回生を終えました。
ディズニーランドへ!
そして、2月3月の春休み。
私は、仲良し組で、ディズニーランドへ行きました。
きっかけは、生協にあったパンフレットでした。
それを、アイが持ってきました。
テスト後に暇を持て余していた私たちは、学食にいました。
そこで、ミニパフェを食べながら、行きたいねぇ、行っちゃう?行こう!という流れになりました。
その時そこにいたのは、私とアイ、ハツエ、イツミ、チセ。
私は、チセとははじめて話していました。
名前も知りませんでした。
中国語の時に後ろにいた子だということだけ、分かっていました。
そして、そのまま、そのメンバーでディズニーへ行ったのです(笑)
手配はすべて、用意周到なアイがしてくれました。
そして、3月。
私たち5人は、京都発の夜行バスで、ディズニーへ旅立ちました。
一日目は、天気が荒れると言われていたので、ガラガラでした。
思いっきり、遊びました。
ビッグサンダーに、一日5回乗り。
スプラッシュマウンテンに、3回乗り。
スペースマウンテンにも、3回乗れるくらいすいていました。
この行列のできる乗り物で、呼び込みしてたんです…(笑)
夜はホテルでトランプで遊び。
次の日はディズニーシーへ行き。
そしてまた、夜行バスで帰ってきました。
強行軍だったけど、すごい楽しかった!
この時、私もチセも普通に遊んでいました。
イツミもアイもハツエも、その自然さに、私とチセが知り合いだと思っていたようです。
後々、ディズニー行ったときが、初対面だったんだよね、名前も知らなかったって言ったら、三人ともびっくりしてました(爆笑)
でも、初対面でも普通に付き合えるくらい、気の合う人だったんです。
私は、この大学で、友人に恵まれました。