kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

イヤーマフの効果

聴覚過敏とイヤーマフ

 

自閉症の人は、聴覚過敏を持ち合わせていることがあり、そういう人たちは聴覚刺激から自分を守るために、イヤーマフなどのグッズを使っていることがあります。

私も、イヤーマフを愛用しています。

なぜかというと、触覚の過敏で、耳栓やイヤホンが使えないからです。

 

イヤーマフはいいよ!

 

ここ最近、出かける機会が増えてきていて。

公共交通機関を利用することも増えています。

そんな中、感じたこと。

やっぱり、イヤーマフの効果はすごい。

 

イヤーマフをしていると、電車のモーター音が半分以上聞こえなくなり。

低音域や高音域の音の辛さが解消されます。

バスに乗っているときも、同じ。

 

あと、人混みのざわざわ感が、激減します。

ほとんど聞こえなくなります。

でも、一緒にいる人の会話はちゃんと聞こえます。

だから、人混みの喧噪のなかでも、会話ができます。

その代り、近くにいる人の関係ない会話も聞こえてきちゃいますけど…。

 

音の刺激で疲れることを予防

 

出かけると疲れることの理由の半分くらいは、音の刺激にあるような気がします。

イヤーマフを付けて出かけると、疲れ方が全然違う。

ずいぶんと楽なのです。

 

イヤーマフを付けたまま行動していて。

途中で外すと、喧噪のすごさにめまいがします。

 

イヤーマフの欠点は、ずっとつけていると耳が痛くなること。

私はメガネをかけているので、イヤーマフでメガネのフレームが皮膚に押しつけられる状態になります。

そのため、耳の後ろが痛くなるのです…。

 

耳が痛くなると、外します。

痛みが治まったら、またつける。

それを繰り返していると、やっぱりイヤーマフの効果を感じます。

 

お気に入りのイヤーマフ

 

因みに、私が使っているイヤーマフは、ぺルター社のジュニアサイズの黒。

大人サイズだと黄色で目立つ。

かといって、キッズサイズは入らない。

その点、ジュニアサイズだと、キッズから使えて。

頭の小さい人なら、大人でも充分使えます。

サイズ調整もできるので、便利です。

使わないときは、最小サイズにしてカバンに入れておけば、そんなにかさばりません。

 

黒い色なので、自衛隊の蒔絵シールを貼ってデコレーションしています。

こんな感じ(これは最小サイズにしています)↓

 


 

これで、めちゃくちゃカッコイイイヤーマフのできあがり。

はた目には、かっこいいヘッドフォンにしか見えない。

気に入って使っています!

ギュッが嫌いで、ギュッが好き

肌に張り付くものが苦手

 

私は、ぴったりした服が嫌いです。

ボディラインが丸わかりな、ぴったりした服、ありますよね?

ああいう服は、着ているとすごくイライラしいます。

 

特に、タートルネック

あれは、首を絞められているように感じて、吐きそうになります。

特に、ニットタイプのタートルネックは瀕死。

ニットの毛羽立ちが皮膚をこする上に、編まれているので伸縮性があります。

伸縮性があるということは、身体にフィットする、ということ。

もう、考えただけで苦しくなります。

 

ゆったりしたものが好き

 

逆に、カットソー生地の、首回りがゆるゆるのタートルネックは、何とか着られます。

冬場、外出するときは寒いので、ちょっとだけ我慢して、着られるタートルネックを着ます。

あと、ジャケットなどで首筋が擦れて痛いことがあるので、それをガードするために、ゆるタートルを着ることもあります。

 

緊張して気分が悪くなる可能性のある時は、タートルネックの服は絶対に着られません。

緊張して吐きそうになっているときに、首回りに触れるものが我慢ならないからです。

 

なので、勿論帽子のゴムはダメですし(乳幼児期のテーマでも書きましたが)、チョーカーなんてまっぴらごめんです。

 

重しが必要

 

そうかと思えば、寝るときなど、布団の重みがないと落ち着きません。

割と重くて体にのしかかる感じのある毛布が好きです。

上から、平均して体に重さがかかるからいいのかもしれません。

とにかく、重い毛布は落ち着きます。

 

足がなくなる?

 

そういえば、服は上半身はぴったりしたものはダメだけど。

ズボンは割とぴったりしたものが好きかもしれません。

ストレッチタイプのスキニーとか。

着圧ハイソックスとか。

圧がないと、足がどこかに行ってしまうんです。

足の位置がわからなくなる感じです。

圧があると、「ここに足がある」って、安心できるというか何というか…。

 

スカートをあまり好まないのは、そういう理由もあるのかな…。

スカートって、ひらひらしてるから心もとないというか。

赤ちゃんの時、はじめてスカートを履かされて泣き叫んだのはそういう理由かも(笑)


抱きしめられること

 

人にギュッと抱きしめられるのも苦手だけど、力加減によっては平気なときもある。

緩くギュッとされるのは、背中がぞっとするくらい嫌だけど。

思いっきりギュッときついくらいに抱きしめられるのは割と大丈夫。

 

むしろ、時々自分で自分を簀巻きにしたくなることがあるくらいです(笑)

狭いところに体を押し込めるのも、身体がぎゅうぎゅう押し付けられて、落ち着きます。

 

中途半端がダメ?

 

総合すると、中途半端な圧力が気持ち悪い、ということでしょうか。

締め付けるなら思いっきり締め付けられた方がいい。

落ち着く。

 

よくわからない感覚です(;^_^A

感覚刺激グッズ

感覚刺激グッズが好き

 

発達障害の人は、感覚を刺激するグッズを持つことで、落ち着くということが多々あるようです。

私もそんな一人です。

 

私のグッズコレクション

 

私のお気に入りおもちゃコレクションを披露します!

今回は、赤ちゃんのおもちゃ、ラトル(ガラガラ)を集めました!


 

奥にあるのが、ボーネルンドのレインボーメイカー・ツイスト。

上からさらさらとビーズが落ちて、プロペラがグルグル回ります。

 

手前左にあるのが、フランスだったかな?のおもちゃメーカーのラトル。

真ん中の顔は、魚の顔で。

球体がグルグル回せます。

指の運動になるそうです。

この顔ぐるぐるが、すごく楽しい!

そして、ビーズもカラフルで、さらさら心地よい音!

 

手前右にある青いのが、ドイツのおもちゃ。

ビーズが大き目で、音が少し低い。

ガラガラという音がします。

飾りがないので、一見ラトルに見えないのがいいところ!

 

あともう一つ、レインボーメーカーミニというものも持っています。

 

因みに、円形のラトルを二つ合わせて振ると、これまた素敵な音が!


 

一番好きなのは、レインボーメイカーですが。

これは長さが30センチほどあるので、さすがに持ち歩けません。

 

青いのは、11センチほど。

魚は、9センチ弱。

これなら、持ち歩けます。

 

なので、この二つはお出かけ時の暇つぶし用。

青い方は、一見ラトルに見えないので、少々畏まった場でも大丈夫かと…。

 

赤ちゃんがラトルの音を喜ぶのは、胎内音に近いからだとか。

さらさらという音は、聴いているだけで癒されます。

ビーズがコロコロ転がるのも、楽しい!

 

ちょっとした手遊びに。

興奮状態を落ち着けるために。

よいグッズを、まだまだ探しています。

痛覚、温感・冷感が鈍い?

過敏だらけの中で鈍麻もある

 

私、五感はほぼすべて過敏なのですが。

どうも、痛覚や冷感・温感が鈍いようなのです。

 

焦げるほど温めて

 

冬になると、足先が痛くなる(冷えている感覚はなく、ただ痛い)ので、暖を取ろうとします。

しかし、普通にファンヒーターの風に当たっているだけでは、ちっとも温もりません。

なので、特に冷える足先を、ファンヒーターの風の吹き出し口に直接くっつけて、温めます。

金属が熱くなるので絶対に触らないでください、と書いている、あの温風の吹きだし口です。

 

使用中ですから、金属はかなり高温になっています。

しかし、それでも始めは熱いと感じない。

温かいとも感じないのです。

暫くすると、足先がじんわりと温まってきます。

 

ハロゲンヒーターや、ストーブでも、同じです。

通常使う距離に置いていては、全く効果がありません。

だから、非常に近距離で使うことになります。

そばで見ている人からは、「焦げるで!」と言われます(笑)

「熱くないんか?」とも言われます。

 

そんな状態でも、全く熱くはないのです。

むしろ、そのくらい近づかないと、ヒーターを使う意味がありません。

時々、本当に焦げそうになって、低温やけどをしそうになることもあります。

そんな状態でも、痛いとかいう感覚はありません。

じりじりと焼かれる感覚がないと、温まっている気がしないのです。

 

服が融けると大変なので、それだけは注意していますが。

自分が焦げることに関しては、あまり注意を払っていません。

どちらかというと、焦げたいのです…(笑)

 

鈍麻は危険

 

本当に低温やけどをしてしまったら、それはそれで大変なので、ある程度温まったら、離れるように気をつけてはいますが。

どうも、温かいな、気持ちがいいな、と思う頃にはすでに危険な状態になっている…。

何度、皮膚が真っ赤になったことか。

痛覚や温感が鈍いのは、危険ですね…。

モーター音やエンジン音が苦手

工事ラッシュです

 

我が家の回りで、また工事が始まりました。

都市整備で、大規模改革が行われ、あちこちで断続的に工事が行われています。

こういう工事には、重機や激しい音の出る機械が使われます。

そして、そういうものには、必ずエンジンやモーターが使われています。

それが、動力源だからです。


モーターやエンジンの音がつらい

 

困ったことに、そのエンジンやモーターの重低音が、私にはとてもしんどいのです。

ブーンと唸るような音は、脳みそを揺さぶりますし、モーターのキーンという高音は、脳に突き刺さります。

 

それでも、公共工事なのですから、我慢せざるを得ません。

今はまだ昼間に工事が行われているので、マシですが。

時々、夜間に工事をしていることがあり、かなりのダメージを受けてしまいます。

交通量の多い道路を、夜間に工事していた時には、本当に参りました。

私自身が精神的に参っていた時期とも重なっていて、余計にしんどかった。


人の声

 

機械の音だけではなく、作業している方たちの話し声が大きいのも、しんどいです。

離れたところでコミュニケーションを取ったり、大きな音の出る機械のあるところで指示を出したりしているので、声が大きいのは仕方のないことだとは理解しています。

しかし、しんどいものはしんどいのです…。

 

振動

 

キャタピラの重機が動くと、振動もすごいです。

その振動が、またストレスです。


我慢するしかない

 

普通の人でも、工事の音はストレスだとは思いますが、私にとっては、それ以上に辛いのです。

一日工事の音を聞いていたら、もうぐったりしてしまいます。

工事をしている間は外出すればいいのかもしれませんが、連日一日中となると、そうもいきません。

出かけても疲れ果ててしまうからです。

だから、工事中はとにかくがまんするしかありません。

 

精神的にはよろしくないんですが…。

絵の新作「インドのゾウ」

絵の新作が完成しました!

「インドのゾウ」です。

 

 

↓先日、歯医者さんにもらったこのゾウがモデルです

 

 

ちょっと、鼻がわかりにくくなっちゃったけど、色合いは満足しています(*´ω`*)

 

さて、次は何を描こうかな…。

体調管理

体温調節が苦手

 

暑い寒いがよくわからなくて、体温調節が苦手な私には、夏や冬は辛い時期です。

 

夏は、暑くてのぼせていることが分からず、熱中症になる。

だから、日中は本気で死んでます。

 

冬は、身体が冷え切っていることが分からずに、寒い中で平気で過ごしてしまう。

気付いた時には、身体は芯から冷え切っています。

手足の感覚が鈍くなっているのは分かっても、冷えている感覚がないのです。

 

真冬の状態と対策

 

真冬は、暖房の効いている部屋にいても、足先だけは冷たくしびれています。

身体は温かいのに、足先だけ冷たくなっていることも多いです。

冷え性というわけではないと思うんですが…。

体温調節が苦手だから、外に出ている部分はすぐに冷やされてしまうのでしょうか。

 

その対策として、冬はお風呂ではちゃんとお湯に浸かり、しっかり温まることを心がけます。

それも、意識して汗をかくようにします。

意識しないと、汗をかかないんですよね。

 

だから、お湯に浸かり、目を閉じ、お腹が温かいとイメージします。

そして、お腹で温まった血液が肩、首を通り、頭全体にいきわたるイメージをします。

そして、頭のてっぺんから湯気が出るイメージ。

 

今度は、お腹で温まった血液が、足先までじわじわとしみわたるイメージをします。

これで、身体全体がしっかりと温まります。

頭からは、汗が流れ落ちます。

 

こうしてようやく、冷え切った身体が芯から温まり、頭でも、温もったと理解できます。

お風呂と同じように、日中も、手足の感覚がなくなった時は、この、イメージで体を温める方法を使います。

イメージして、意識的に温めることをしないと、私の脳は、自動的に体温を調節してくれません。

 

体温調節も手動操作

 

体温調節にも、エネルギーを使うのですから、他のことに回す余力がないのは当たり前ですよね…。

だから、あまり体温調節に気を遣わなくて済む、気候の良い時期が一番体調が良いのかもしれません。