kaleidoscope

自閉症スペクトラム障害、ADHD、うつ病を抱える如月の万華鏡のような頭の中を、書き連ねていきます。わわわアールブリュット作家。

感覚刺激グッズ

感覚刺激グッズが好き

 

発達障害の人は、感覚を刺激するグッズを持つことで、落ち着くということが多々あるようです。

私もそんな一人です。

 

私のグッズコレクション

 

私のお気に入りおもちゃコレクションを披露します!

今回は、赤ちゃんのおもちゃ、ラトル(ガラガラ)を集めました!


 

奥にあるのが、ボーネルンドのレインボーメイカー・ツイスト。

上からさらさらとビーズが落ちて、プロペラがグルグル回ります。

 

手前左にあるのが、フランスだったかな?のおもちゃメーカーのラトル。

真ん中の顔は、魚の顔で。

球体がグルグル回せます。

指の運動になるそうです。

この顔ぐるぐるが、すごく楽しい!

そして、ビーズもカラフルで、さらさら心地よい音!

 

手前右にある青いのが、ドイツのおもちゃ。

ビーズが大き目で、音が少し低い。

ガラガラという音がします。

飾りがないので、一見ラトルに見えないのがいいところ!

 

あともう一つ、レインボーメーカーミニというものも持っています。

 

因みに、円形のラトルを二つ合わせて振ると、これまた素敵な音が!


 

一番好きなのは、レインボーメイカーですが。

これは長さが30センチほどあるので、さすがに持ち歩けません。

 

青いのは、11センチほど。

魚は、9センチ弱。

これなら、持ち歩けます。

 

なので、この二つはお出かけ時の暇つぶし用。

青い方は、一見ラトルに見えないので、少々畏まった場でも大丈夫かと…。

 

赤ちゃんがラトルの音を喜ぶのは、胎内音に近いからだとか。

さらさらという音は、聴いているだけで癒されます。

ビーズがコロコロ転がるのも、楽しい!

 

ちょっとした手遊びに。

興奮状態を落ち着けるために。

よいグッズを、まだまだ探しています。

痛覚、温感・冷感が鈍い?

過敏だらけの中で鈍麻もある

 

私、五感はほぼすべて過敏なのですが。

どうも、痛覚や冷感・温感が鈍いようなのです。

 

焦げるほど温めて

 

冬になると、足先が痛くなる(冷えている感覚はなく、ただ痛い)ので、暖を取ろうとします。

しかし、普通にファンヒーターの風に当たっているだけでは、ちっとも温もりません。

なので、特に冷える足先を、ファンヒーターの風の吹き出し口に直接くっつけて、温めます。

金属が熱くなるので絶対に触らないでください、と書いている、あの温風の吹きだし口です。

 

使用中ですから、金属はかなり高温になっています。

しかし、それでも始めは熱いと感じない。

温かいとも感じないのです。

暫くすると、足先がじんわりと温まってきます。

 

ハロゲンヒーターや、ストーブでも、同じです。

通常使う距離に置いていては、全く効果がありません。

だから、非常に近距離で使うことになります。

そばで見ている人からは、「焦げるで!」と言われます(笑)

「熱くないんか?」とも言われます。

 

そんな状態でも、全く熱くはないのです。

むしろ、そのくらい近づかないと、ヒーターを使う意味がありません。

時々、本当に焦げそうになって、低温やけどをしそうになることもあります。

そんな状態でも、痛いとかいう感覚はありません。

じりじりと焼かれる感覚がないと、温まっている気がしないのです。

 

服が融けると大変なので、それだけは注意していますが。

自分が焦げることに関しては、あまり注意を払っていません。

どちらかというと、焦げたいのです…(笑)

 

鈍麻は危険

 

本当に低温やけどをしてしまったら、それはそれで大変なので、ある程度温まったら、離れるように気をつけてはいますが。

どうも、温かいな、気持ちがいいな、と思う頃にはすでに危険な状態になっている…。

何度、皮膚が真っ赤になったことか。

痛覚や温感が鈍いのは、危険ですね…。

モーター音やエンジン音が苦手

工事ラッシュです

 

我が家の回りで、また工事が始まりました。

都市整備で、大規模改革が行われ、あちこちで断続的に工事が行われています。

こういう工事には、重機や激しい音の出る機械が使われます。

そして、そういうものには、必ずエンジンやモーターが使われています。

それが、動力源だからです。


モーターやエンジンの音がつらい

 

困ったことに、そのエンジンやモーターの重低音が、私にはとてもしんどいのです。

ブーンと唸るような音は、脳みそを揺さぶりますし、モーターのキーンという高音は、脳に突き刺さります。

 

それでも、公共工事なのですから、我慢せざるを得ません。

今はまだ昼間に工事が行われているので、マシですが。

時々、夜間に工事をしていることがあり、かなりのダメージを受けてしまいます。

交通量の多い道路を、夜間に工事していた時には、本当に参りました。

私自身が精神的に参っていた時期とも重なっていて、余計にしんどかった。


人の声

 

機械の音だけではなく、作業している方たちの話し声が大きいのも、しんどいです。

離れたところでコミュニケーションを取ったり、大きな音の出る機械のあるところで指示を出したりしているので、声が大きいのは仕方のないことだとは理解しています。

しかし、しんどいものはしんどいのです…。

 

振動

 

キャタピラの重機が動くと、振動もすごいです。

その振動が、またストレスです。


我慢するしかない

 

普通の人でも、工事の音はストレスだとは思いますが、私にとっては、それ以上に辛いのです。

一日工事の音を聞いていたら、もうぐったりしてしまいます。

工事をしている間は外出すればいいのかもしれませんが、連日一日中となると、そうもいきません。

出かけても疲れ果ててしまうからです。

だから、工事中はとにかくがまんするしかありません。

 

精神的にはよろしくないんですが…。

絵の新作「インドのゾウ」

絵の新作が完成しました!

「インドのゾウ」です。

 

 

↓先日、歯医者さんにもらったこのゾウがモデルです

 

 

ちょっと、鼻がわかりにくくなっちゃったけど、色合いは満足しています(*´ω`*)

 

さて、次は何を描こうかな…。

体調管理

体温調節が苦手

 

暑い寒いがよくわからなくて、体温調節が苦手な私には、夏や冬は辛い時期です。

 

夏は、暑くてのぼせていることが分からず、熱中症になる。

だから、日中は本気で死んでます。

 

冬は、身体が冷え切っていることが分からずに、寒い中で平気で過ごしてしまう。

気付いた時には、身体は芯から冷え切っています。

手足の感覚が鈍くなっているのは分かっても、冷えている感覚がないのです。

 

真冬の状態と対策

 

真冬は、暖房の効いている部屋にいても、足先だけは冷たくしびれています。

身体は温かいのに、足先だけ冷たくなっていることも多いです。

冷え性というわけではないと思うんですが…。

体温調節が苦手だから、外に出ている部分はすぐに冷やされてしまうのでしょうか。

 

その対策として、冬はお風呂ではちゃんとお湯に浸かり、しっかり温まることを心がけます。

それも、意識して汗をかくようにします。

意識しないと、汗をかかないんですよね。

 

だから、お湯に浸かり、目を閉じ、お腹が温かいとイメージします。

そして、お腹で温まった血液が肩、首を通り、頭全体にいきわたるイメージをします。

そして、頭のてっぺんから湯気が出るイメージ。

 

今度は、お腹で温まった血液が、足先までじわじわとしみわたるイメージをします。

これで、身体全体がしっかりと温まります。

頭からは、汗が流れ落ちます。

 

こうしてようやく、冷え切った身体が芯から温まり、頭でも、温もったと理解できます。

お風呂と同じように、日中も、手足の感覚がなくなった時は、この、イメージで体を温める方法を使います。

イメージして、意識的に温めることをしないと、私の脳は、自動的に体温を調節してくれません。

 

体温調節も手動操作

 

体温調節にも、エネルギーを使うのですから、他のことに回す余力がないのは当たり前ですよね…。

だから、あまり体温調節に気を遣わなくて済む、気候の良い時期が一番体調が良いのかもしれません。

時間の感覚

時間の感覚

 

「過去」と「現在」と「未来」。

それら三つがそろって、「時間」という概念が理解できるようになります。

 

過去の感覚

 

どうやら、私の「過去」の感覚は、多数派とは違うようです。

よく、「前に言った」「覚えてない」と、言い争いになります。

それが、「過去」に対する感覚の違いから来ているということが、最近だんだんと分かってきました。

多数派の「過去」って、一体どんな感じなんでしょう。

 

私の「過去」は、「現在」と同じくらい鮮明です。

3か月前に言ったことも、数秒前に言ったことと同じように、鮮明に覚えています。

そのシーンが、風景や音を含め、そっくりそのまま現在に再現されます。

思い出そうと思えば、すぐその記録映像を取り出すことができます。

 

リアルな「過去」

 

フラッシュバックの、コントロールできる版、といったところでしょうか。

特定のキーワードで、勝手に再生されるフラッシュバックや、タイムスリップ現象もよく起こりますが。

それとは違って、故意に引き出す映像、という感じです。

フラッシュバックは辛い状況の映像ばかりですが、自分で引き出した映像は楽しいものも多いです。

フラッシュバックが、頭を振る・体を叩くなどの物理的刺激がないと止められないのに対し、自分で引き出した映像は、再生も停止も自由自在です。


一般的?な過去

 

でも、多数派の人の「過去」は、そうではないようです。

「あのとき、あなたはこういう行動をしながら、こう言った。その時テレビで○○の番組を見ていた」

と言っても、伝わらないのです。

「そんな前のこと、覚えてない」と言って、会話は終わってしまいます。

約束したことも、覚えていない。

何と都合の良い記憶力なんだろう、と、羨ましくなります。

 

過去と現在は近いもの

 

私にとって、「過去」は「現在」と同じとまではいかなくても、かなり近似な感覚です。

数年前の過去も、数日前の過去も、同じです。

だから時々、それが何年も前の出来事であるという感覚を失い、突然、感覚がその時代に戻ってしまうこともあります。

これはタイムスリップと同じかもしれません。

忘れることができない脳、とも言われますが、確かにその通りです。

忘れるということが、どういうことなのか、良くわからないのです。

どんなに記憶から消し去ってしまいたいことでも、どんなに努力しても、忘れることができないのです。

 

多数派の人にとっては、「過去」はあくまで「過去」であり、忘れることができてしまうもののようです。

その感覚の違いが、日常生活でのすれ違いを起こしてしまうことも、多々あると思います。

錠剤の形

異常絞扼反射

 

私は、絞扼反射(咽頭反射とも)が異様に強いです。

絞扼反射とは、つまり、舌の付け根を押したり、喉の奥を突くと吐きそうになる反射のことです。

その反射が、人よりも強く、歯の治療にも難儀する始末。

歯医者さんでは、「異常絞扼反射」という名前がついている、と教えてもらいました。

 

その反射が強いため、口の中を触ることができないのです。

だから、虫歯の治療も、なかなかうまくいきません。

 

虫歯の治療などは、金属製の器具が口の中に入るのですから、異物として認識されても、自分でも理解はできますし、人にも何とか理解はしてもらえます。

問題は、食べ物や薬でも、同じ状況が起こるということです。

 

大玉のアメがダメ

 

たとえば、大玉のアメ。

口の中に入れてなめているだけで、絞扼反射が起こりそうになって、吐きだしてしまいます。

普通の大きさのアメなら、大丈夫です。

でも、ある一定の大きさを超えると、もうダメ。

冷凍庫で作る氷も、口の中に入れておくには大きすぎます。

入れたとたん、大きすぎて吐きそうになります。

 

薬もダメ

 

あと、困るのが薬。

錠剤の大きさによって、飲めないものがあります。

直径7ミリくらいまでなら、何とか飲めます。

一錠ずつですけど。

でも、1センチくらいの大き目の錠剤や、カプセル、カプレット(カプセル型の錠剤)は、飲み込めません。

飲もうすると、反射が起きてどうしても飲み込めません。

歯医者さんは、大き目の錠剤の鎮痛剤を処方するときは、割って飲んでいい、と言ってくれます。

 

形による

 

ところが、同じ錠剤なのに、3粒一度に飲めるものもあるのです。

クラ○エの漢方薬です。

大きさは、直径7ミリくらい。

なのに、一度に飲めるのです。

何が違うのか。

違いは、一つしかありません。

錠剤の角が、丸いのです。

通常の錠剤は、金太郎飴のように、短い円柱型です。

その角は、削られることなく、直角に曲がっています。

しかし、ク○シエの錠剤は、面取りをしていて、丸みを帯びています。

そのため、舌や喉に引っかかることなく、するりと通り抜けていくようなのです。

 

不思議です。

たったそれだけの違いで、飲めないはずのものが飲める。

口の中の感覚が過敏なので、そんな微妙な差にも、敏感に反応するのでしょう。

 

大丈夫なものとダメなものとの微妙な違い

 

おそらく、普通に錠剤がのめる人には分かってもらえない感覚でしょう。

同じようなものなのに、これはダメであれは大丈夫。

ASDの人には、そういうことが多々あると思います。

そんな事態が起こった時、普通では感じ取れない違いを、敏感に察知しているのかもしれない、と推測してみてほしいと思います